コンビニ店員にキレる人、キレない人。(怒り感情のコントロール法)
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「コンビニの店員にキレる人、キレない人。怒り感情のコントロール法」についてお話したいと思います。
では早速。
私、竹内は、特別に気が長い人、というわけではないのですが、コンビニの店員にキレたことは1度もありません。腹を立てたこともほとんどありません。
それは何故かと言うと、私はコンビニの店員には何も期待してないからです。私がお金を支払い、店員が商品をくれさえすれば、それでいいと私は思っているからです。
もしも私が、コンビニ店員に多くを期待していたら、「どうしてこんな乱暴な接客なんだ」等と、腹を立てることがあるかもしれません。
所詮、コンビニの店員は、時給で働いているアルバイトです。しかも日本語が危うい外国人だったりします。だから私は、コンビニの店員には、何も期待してないし、それに比例する形で、腹も立たないのだと思います。
世のなかには、コンビニの店員にキレる人がいるのですが、そういう人は、「私は客なんだから、丁重に扱ってくれるだろう」という淡い期待を持っていて、それが裏切られる形になるから、腹が立つのだと思います。
そういうキレる人も、私のようにコンビニ店員に何も期待しなくなったら、ほとんど腹が立つこともなくなるかと思います。
私は、怒り感情について、随分たくさんの本を読んできたわけですが、怒り感情というのは、多くの場合、自分の期待が裏切られることによって、生じる感情のようです。よって、人に期待しなければ、腹も立たなくなるということです。
「よく怒る人」というのは、自分の怒り感情を正当化する傾向が強いようです。「自分は間違っていない。俺を怒らせる相手が悪いんだ。客を客とも思っていない態度いけないんだ」等々。
ときには、コンビニの店員を注意することもあっていいかと思います。誰かが叱らないといけない場面もあるかと思います。でも怒るのはよくありません。精神衛生上うるわしくないですし、有限であるエネルギーをかなり消耗します。よって、自分の身を守るためにも、よほどの危険が迫ってこない限りは、出来る限り怒らないようにしましょう。
続いて、
よく、「怒るのを我慢すると、よけいにストレスが溜まる、どうしたらいいんだ」という声を聞くのですが、おっしゃる通り、怒るのを我慢するとストレスになります。だから、そもそも腹が立たないような人間になればいいのです。
じゃあ、どうしたら腹が立たない人間になるか? ですが…
1.まずは、腹が立った時に、自分で腹を立てていることに、気付くことです。ここが大変に重要です。
2.そして、その次に、「どうして自分は腹を立てているのか?」考えることです。
すると多くの場合、「私は、こうして欲しかったのに、そうならなかった」とか、「相手はこうすべきなのに、そうしなかった」等と、自分の期待が相手によって、裏切られた格好になっていることに気付くかと思います。
ここまで来ると、怒り感情が、理性によってかなり収まっているのを感じることが出来ます。3.その上で、「自分が幸せになるためにはどうしたらいいか? 今自分を幸せにするために、今自分に何が出来るか?」を考え、それを行動に移せば宜しいかと思います。
以上3つ言いました。
これが、腹が立たない人間になる方法、怒り感情をコントロールする方法です。
口で言うのは簡単です。でも実行するとなると、簡単ではないです。
怒らない人になるためには、不断の努力が必要です。感情コントールも筋トレと同じです。手間暇かけて筋肉隆々の人になる、手間暇かけてキレない人になるということです。
というわけで、今日は、
「怒り感情のコントロール法」についてお話しさせて頂きました。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。