【元汚部屋歴10年】片づけないといつの間にか失ってしまうかも知れないこと3選
片づけないと部屋中物だらけで暮らしが不便になるだけでなく、いつの間にか自分の中にある、大切なものを失ってしまうかもしれません。今回は、筆者が汚部屋だった頃に失ってしまった大切なものを3つご紹介します。
1.考えること
汚部屋暮らしだった筆者は、当時1K賃貸に住んでいました。玄関を開けると靴以外に、いつまとめたかも覚えていない大量のゴミ袋や食料品が散乱しており、リビングやキッチンも物だらけで足の踏み場もないほどです。部屋のどこを見ても視覚情報が溢れているため、常に気が散る状態。気づかないうちに頭も心も疲れてしまい、単純な予定はもちろん、どう片づけたら部屋がスッキリするかなどあらゆる事柄を考えることが面倒になっていました。抜け殻のように寝食を繰り返すだけの日々は、片づけられるようになった今でも忘れられません。
2.行動すること
床が見えないほど物に囲まれていた暮らしは、探し物をする暮らしでもありました。鍵やスマートフォン、靴下、財布など探すだけで疲れてしまう日々。そんな状態では自炊や洗濯、掃除などをする気力もありません。もっと言えば、何かをしたくても大量のいらない物を片づけなければ何もできないので早々にあきらめていました。
さらに、友人が部屋へ遊びに来たがっても極端に拒んだり、お洒落して出かけたくても服がグチャグチャで用意が間に合わず、言い訳をして断るうちに人とのコミュニケーションが減る事態に。汚部屋暮らしは、日々の営みや人づきあいなどを消極的にさせ、閉じ籠る生活に拍車をかけていくのでした。
3.安心すること
毎日嫌でも汚部屋で暮らす環境は、決して穏やかではいられません。「なんで片づけられないんだろう」「ずっと汚い部屋で将来どうなっちゃうんだろう」など、常に不安に駆られ悩む日々。また、無計画に買い物を繰り返していたので貯金もありませんでした。
当時、雑誌で読む20代の平均貯蓄額や、会社の同期や先輩が計画的に貯金をしている話を聞いても、取り繕うのが精一杯だった筆者。生活も貯金もうまくできていない不安を常に抱えているため、いつの間にか安心とは程遠い不安感を抱えつつ暮らしていたのでした。
汚部屋暮らしは常にストレス地獄
汚部屋の問題は単に目に見える不自由さだけではありません。劣悪な環境で暮らすうちに、いつの間にか無気力に成り果て、ストレス地獄の日々を送ることが筆者にとっていちばんの問題だったのです。
「どうせ何をやってもダメだ」とあきらめたくなる気持ちも分かりますが、そのままでは何も変わりません。すぐ結果を出すことは大変ですが、コツコツいらない物を捨てるとストレスもいつしか減り、健全な暮らしに近づくはずですよ。
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