大混雑で欠品もある東京駅の駅弁屋 祭 「午後」に買うべき駅弁は?
関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。お盆の東京駅の大混雑が始まっています。
駅全体が混みあうなか、人気の高い駅弁屋 祭も大混雑。じっくり選んで清算を済ますには、10~15分程度が見込まれます。また人気ゆえ、特に午後には欠品が目立ちます。
チキン弁当、深川めしは、ハイコスパかつ在庫安定
欠品が目立つ時間帯、あるいは混んでいてゆっくり選べない場合、チキン弁当(900円)と深川めし(980円)のコンビは、ぜひ覚えておきたい駅弁です。
JR東日本系列の日本ばし大増(古くはNRE日本食堂の系譜)の製造であるためか、在庫が安定し、かつ低価格帯のなかでは、味は抜群です。
チキン弁当(900円)は、食べ応えのある衣のから揚げが特徴。肉質は脂や皮が前面に出ない上質のもの。トマト風味ライスは、まるでコンソメスープで煮込んだかのような、想像以上の味です。
冷めてもおいしい完成度の高い駅弁で、上皇が、鉄道旅行の際に愛用されていると言われています。
一方の深川めし(980円)は、あさりがてんこ盛り。以前乗っていたあなご(見た目に華を添えたものの味は普通)はなくなりましたが、代わりにあさりを大増量。味本位にシフトしたと言ってもよいです。
お目当てのお弁当が売り切れ! 発車まで時間がないのに混んでいる! 同行者の分をまとめて買うが希望を聞く時間がない!という場合、チキン弁当(900円)と深川めし(980円)を覚えておくと便利です。お子さんや若い方なら、チキン弁当が良いでしょう。
圧倒的においしいのになぜか残っている駅弁がこれ!
午後でも入手しやすい駅弁が、直江津駅の赤い重箱の駅弁。にしんめし、鱈(たら)めし、さけめし(いずれも1400円)です。
いずれもJR東日本の駅弁コンテストで、1位または2位を獲得した実力派ですが、午後でも残っていることがよくあります。ビジュアルが魚系で地味?なうえ、大きさが少しコンパクトながら、1400円という設定。また、かつては在来線特急が次々と走り抜けた直江津駅(新潟県上越市)の知名度が、やや下がっていることもあるかも知れません。
何より、この駅弁は、北陸新幹線でできたてを運ぶため、東京駅に13時頃にしか入荷しないことも大きいでしょう。
写真は、さけめしです(値段は数年前のもの)。赤の重箱入りで見た目にも豪華。重箱は1段ですが、具材がぎっしりです。
質の良い鮭に加え、新鮮ないくらが華を添え、漬け物も特上です。
シールをよく見ると、朝9時に製造、13時頃新幹線で運んで東京駅に入荷、消費期限が21時ですので、新鮮そのもの。まさに、日本海直送の逸品です。
味は、完全に海沿いの料理旅館のもので、魚が少し苦手な人でも、これはおいしいと言います。JR東日本の賞を総なめにしたのも、よく分かります。
- 駅弁味の陣2012 ”駅弁大将軍(1位)”受賞 「鱈めし」
- 駅弁味の陣2019 ”駅弁大将軍(1位)”受賞 「さけめし」
- 駅弁味の陣2021 ”駅弁副将軍(2位)”受賞 「にしんめし」
直江津駅の赤い重箱の駅弁。にしんめし、鱈(たら)めし、さけめし(いずれも1400円)は、ぜひ記憶のすみに置いてください!
なお、赤い重箱(1段)は出来がよく、おせち料理を小分けにしたり、ミニうな丼を出すときに便利。筆者宅にはすでに4箱あります(2段、3段と重ねて使えます)。
このほか、在庫が多い時間帯なら、下のページにて候補を決めておくと安心です。
【東京駅・駅弁】安くておいしいランキング2023!「祭」とグランスタで全実食(とらべるじゃーな!)