雨や台風の日に失敗しない観光地、旅先での過ごし方
関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
まもなくお盆休み。台風の襲来が予想され、旅先でも雨となりそうです。今回は、宿泊歴500泊を超える旅行専門家が、雨の日の旅先の選び方や、過ごし方をアドバイスさせて頂きます。
※天気予報をご確認のうえ、水害、交通機関の障害に十分お気を付けください。台風7号接近に伴い、列車の計画運休や急きょ運転見合わせなどの可能性が出ています。
真っ先に考えたいのが湯めぐりができる宿
まず、雨の日の旅行先として、真っ先に考えたいのが、館内で湯めぐりができる温泉旅館です。
大規模な旅館をイメージされる方も多いと思いますが、近年は貸切温泉を複数備えた中規模旅館も増えてきています。
コツは、15時にチェックインし、チェックアウト時刻ぎりぎりまで滞在すること。本を読んだり、温泉まんじゅうを食べたりしながら、雨に濡れずに湯めぐりを楽しみます。
お風呂が複数ある旅館は、通常は人気でお盆のシーズンには予約困難ですが、今年はキャンセルも一定数出ています。台風のリスクと相談の上ですが、大丈夫そうであれば、いまから良い宿が見つかる可能性も十分あります。
見逃しがちなポイント
①近くに雨に強い施設があればなお良い
②中小規模の温泉地がおすすめ 小雨を見計らって温泉街に出るとしても、大規模な温泉地は行動が大変。銀山温泉(山形県)、月岡温泉(新潟県)、城崎温泉(兵庫県)など、コンパクトな温泉地を。
③駅から近い宿か、送迎がある宿がおすすめ
雨に日に予約が取れないときは、ビジネスホテル+ご当地グルメも選択肢
良い温泉旅館の予約が取れないときは、地方のビジネスホテルもおすすめです。出張客の多い都市は、ビジネスホテルの激戦区となり、施設やサービスの向上が急です。
特に狙いたいのが、平日の出張客数と、土日祝日やお盆の観光客数にギャップがある都市(例えば、新潟市、仙台市、沼津市、名古屋市など)です。土日祝日やお盆は、予約が取りやすく、料金も高騰しないのが特徴です。
なかには、観光客を想定し、大浴場、ミニプール、ジム、レストランなどを設置しているホテルもあります。
新潟市であれば新潟5大ラーメン(うち4種類が市内で食べられる)の食べ歩き、仙台市なら牛タン、沼津市や名古屋市なら、盛りだくさんのご当地グルメが楽しめます。
雨に強い屋内施設は定番も、混雑に気を付けて!
雨の日の定番の1つが、屋内施設がメインの水族館です。しかし、多くの人が思いつく上に、子ども連れが多く、雨の日はかえって混雑する可能性もあります。
ぜひ検討していみたいのは、少し敷居が高い印象もある、各地の美術館です。
カフェやレストランを備えた美術館もあります。雨で行く先を絞る分、お茶や食事にお金をかけるのもおすすめです。数時間滞在できそうな、大型の美術館は特に雨に日にふさわしいです。
駅からの送迎の有無や、同行者がいる場合、展示物が分かりやすいか趣味に合うかが選ぶポイントです。
小雨になったら、出かけるべきはお寺、神社、坂、岩石の風景
もし旅先で小雨になったら、ぜひ出かけたいのがお寺や神社。雨の方が映える場所が多いのが特徴です。古い宿場町を再現した場所も、雨の日こそ風情があります。
甲斐善光寺(甲府市)
お寺や神社以外では、岩石の風景や坂が雨に映えます。写真は、石畳が敷かれた坂で、雨に日には映える場所です。このほか、観光地をYahoo!で画像検索し、空や海が印象的な写真が少ないスポットが雨向けです。
台風や雨の日は、せっかくの旅行も台無しになってしまうイメージがあります。しかし、次のようなキーワードに気を付けていただければ、晴れの日以上の満足度も可能です。
館内の湯めぐり、駅から近い旅館(送迎のある旅館)、小規模な温泉地、観光客が少ない都市のビジネスホテル、グルメ、お寺・神社・宿場町、坂や岩石の風景、画像検索し青色が少ない
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