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今年３月９日の鹿児島・指宿編（#263）で「レギュラー最終回」を迎えていたブラタモリが、11月の特番・東海道五十七次編を経て、来春４月からレギュラー番組として復活することが決まりました。

NHKの会見では、特番の反響が大きかったことも背景として触れられました。

【ブラタモリ特番　東海道五十七次の全ロケ地】帰ってきたタモリさん、京街道を歩く#263（とらべるじゃーな！）

新ブラタモリ「新しい形」とは？

会見では「新しい形」（山名啓雄メディア総局長）という言葉がありました。

従来の観光地を軸に周辺の地理・地形を押さえる形ではなく、街道といったくくりや、温泉、人物（過去には、信長・秀吉・家康の三英傑編を放映）といった、新たな切り口が試みられる可能性もあります。

【ブラタモリ特番　東海道五十七次の全ロケ地】帰ってきたタモリさん、京街道を歩く#263（とらべるじゃーな！）

ブラタモリ日本の温泉スペシャル｜大田区・桜館の黒湯から、全国の温泉登場！（とらべるじゃーな！）

また、南極編（#194）、深海編（#216）のように、タモリさんがスタジオに入り、対象となる場所と映像で結ばれる可能性もあります。同時に、タモリさんの行動範囲を絞り、１つの施設（寺院等）に絞って掘り下げる形も考えられます。

【ブラタモリ南極　全ロケ地】タモリさんが南極の知られざる姿を探る#194（とらべるじゃーな！）

タモリさんが効率よく動ける形に？

現在よく知られているブラタモリは、タモリさんが全国各地を巡る通称「第４シリーズ」です。

初回（2015年）の長崎編（#1､2）では、当時69歳だったタモリさんが、相生地獄坂、ドンドン坂などを歩き回り、精力的にロケしています。

しかし2023年の京都・東寺編（#233）辺りでは、気づいた視聴者は少なかったものの、行動範囲がかなり狭まっていました。

上はブラタモリ東寺編のロケ地一覧ですが、東寺（①）から汁田跡（③）までは、ずっと平地で、徒歩20分程度です。

また、最終回の１つ前の奈良・正倉院編（#262）では、ほぼ正倉院だけでロケが終わっており、少し物足りなさを感じた視聴者もいたようです。

新ブラタモリの詳細は未発表ですが、タモリさんの負担にならないような形が模索されている可能性があります。

【ブラタモリ東寺　全ロケ地】タモリさんが東寺、西寺、羅城門を探る#233（とらべるじゃーな！）

無理をせずに１日でも長く続けて欲しい名番組

ブラタモリは、旅に地理や地学、あるいは歴史の感覚を盛り込み、旅そのもの、あるいは日本の魅力を再発見した、放送史に残る紀行番組です。

来年にはタモリさんは80歳を迎えます。ぜひ無理をされないで、スタジオ撮影も併用し、少しでも長く番組が続いてほしいと思います。

【完全版】ブラタモリ 過去放送のロケ地一覧（とらべるじゃーな！）