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初代ミス・ジャパンでタレントの土屋炎伽がチアリーダーに復帰!

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
チアリーダー現役復帰を発表した土屋炎伽(本人のインスタグラムより)

 初代ミス・ジャパンに輝き、現在はタレントとして活躍する土屋炎伽が、チアリーダーとして現役復帰すると自らのインスタグラムで発表した。

 土屋が復帰の場として選んだのは、アメリカンフットボールの社会人リーグ『Xリーグ』の2部(X2)に所属する『ブルーサンダース』。コロナ禍の昨シーズンは3戦全勝だったブルーサンダースの今季の目標は1部(X1エリア)昇格。昨季は1部と2部の入れ替え戦が行われなかったために、悲願の1部昇格は今季以降へと持ち越しになってしまったブルーサンダース。1部に相応しいチームとなるために、今季から専属チアリーダー・チームを結成したが、土屋はその一員となって1部昇格の夢を後押しする。

 ブルーサンダース・チアリーダーズ(BTC)は2月末に第1回トライアウトを開催して7名の初代メンバーが決まったが、5月半ばに第2回トライアウトを開き、4名の追加メンバーが発表された。

 4名の追加メンバーには土屋の他に、Xリーグのリクシル・ディアーズやアイスホッケーの横浜グリッツのチアリーダーで初代キャプテンを務めた岩橋綾音などチア経験が豊富なメンバーが揃った。

 総勢11名、しかもX1経験者が多数という大所帯のBTCは、『フットボールでエンターテイメント性のある空間創り』を目指して活動していく。

BTCの初代メンバーとして活動する第2回トライアウトの合格者4名(BTC公式インスタグラムより)
BTCの初代メンバーとして活動する第2回トライアウトの合格者4名(BTC公式インスタグラムより)

 明治大学在学中にチアを始めた土屋は、大学卒業後に富士通に入社。Xリーグの強豪『富士通フロンティアーズ』の専属チアリーダー『フロンティアレッツ』のメンバーとして活動して、フロンティアーズの4連覇をサポートした。

 フロンティアレッツでは、アメフトの応援がメインだったが、サッカー(Jリーグ)の『川崎フロンターレ』や女子バスケットボール(Wリーグ)の『富士通レッドウェーブ』の試合でもチアリーダーとして試合を盛り上げた。

 2020年年明けの『ライスボウル』でフロンティアーズが4年連続で日本一に輝いたのを応援した土屋は、活動の場をアメフトのフィールドから芸能界に移す。タレントとして数々のテレビ番組に出演したが、彼女の中にあるチアスピリットは消えていなかった。

自分が取り組んできた”チア“という世界を

もっともっと広めたい。

この目的が果たせたかどうかは分からないけれど、

少なくとも、それを機にいろいろな世界の方々と出会い、

もう一度チアへの想いが新たになりつつあった時、

2020年、コロナ禍となりました。

スポーツも全てがストップし、

リーグはもちろん練習も中止に。

閉塞感の続く中、オンラインイベントでの新たな出会いや

かつて試合でのパフォーマンスを観てくださった方々との

交流から、このような状況だからこそ"現役チアリーダー"

としてひとりでも多くの方に前向きなパワーを届けられたらと思い、復帰への想いを、実行に移しました。

チアの素晴らしさと共に、

引き続き、アメフトの面白さ、

そしてスポーツの素晴らしさを

お伝えしていけたらと思います

と土屋はこのタイミングで現役復帰した理由をインスタグラムで説明している。

 この夏からは初舞台となる『イッツショータイム!!』を控えている土屋。宝塚歌劇団でトップスターだった鳳翔大や伶美うららと同じ舞台に立つ。

 「他分野における活動も、変わらず同時進行いたします」と芸能活動とチア活動を両立していくことを明言した。

 

 チアの現場を離れて、タレントとして様々な経験をした土屋が、どのようなパフォーマンスでアメフトを盛り上げるのか楽しみである。

 昨季はタレントのコージ・トクダの10年振りとなる現役復帰、今季は元プロ野球選手の石川雄洋のアメフト挑戦とホットな話題が続いているXリーグから、また一つ嬉しいニュースが届いた。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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