【京都市下京区】2000人超える夢叶えた笑顔写真家と型破りな染色アーティストのコラボ展が始まりました
リアリズムのある人物写真や圧倒的存在感のある風景写真、「プロカメラマンとはこんなにもレベルが違うのか」と思わせる、その一瞬にしか見いだせない表情や光景を見事に捉えた画像の前で固まってしまいました。写真家・青山智圭子さん(外部リンク)の21周年記念写真展が2024年10月1日から6日まで開催されています。
そしてもう一人、同じ日程で、シルクのストールやスカーフ、手拭いや小物など、布製品ならほぼ全般に絵を描く、破天荒なファブリックアーティスト 「gama da gama」さん(外部リンク)の「色彩を纏う(まとう)ストール展」も開催されています。
いずれも会場は、綾小路通高倉を東入るの築130年を越える町家をリノベーションした白壁と黒木の梁のコントラストが素敵な空間を醸し出す「綾小路ギャラリー武」(西田恭子代表)です。青山さんの個展は初の開催となります。
同じ向日市で夢を叶えたい女性たちが集う「あすもあスマイルmeeting」(外部リンク)などを通じての仲間と一緒に親交を深め、互いのアートへの理解者でもある二人ですが、初日となったこの日、地元の向日市の両人のファンを始め、ひっきりなしに来客がありました。
「時を超えた笑顔の輝き」と題された青山さんの94歳になる叔父の写真は、まるで画像内の人物がほんとうに語りかけてくるような見事な一枚です。また、「少女幻影」は、2004年の天神祭り花火に写真を撮る友人の影を移しこんだ幻想的な作品です。乳がんも乗り越えて2000人以上を写真で笑顔にしてきた、まさに写真家・青山智圭子21年間の集大成がここにあります。
「gama da gama」さんの作品は、抽象アート紋様であったり、泳ぐ魚や可愛い猫のしぐさ、ひまわり始め、美しく咲き誇る黄色や紫など明るくポップな色を水彩絵の具でふわっと軽い雰囲気に仕上げ、身につければ軽快に心を弾ませてくれるようです。実は、布に一枚一枚直接絵を描くこの技法、染色業界ではやや型破り。しかし、それだけにこのスタイルが、「gama da gama」の特徴的な個性になったのだとか。
開催期間は短いですが、京都の中心街の四条烏丸から歩いて行ける場所ですので、出かけてみられてはいかがでしょうか!
「綾小路ギャラリー武」(外部リンク)京都市下京区高材木町228-3 075-351-4787