帰省や旅行でおなじみ「崎陽軒」のお茶は後味すっきりでシウマイがエンドレスに食べられる!
横浜でお弁当といえば崎陽軒のシウマイ弁当!
帰省や旅行など移動の多い年末年始。
関東圏の主要な駅には必ずある崎陽軒。駅弁として新幹線などに載る前に崎陽軒のシウマイ弁当を買う人も多いのではないでしょうか。
(全国的にはコロナ禍の2020年横浜港に足止めされていた豪華客船にシウマイ弁当を無償で提供したニュースが有名ですね)
神奈川県民の私もよく崎陽軒のお弁当を利用しています。安定のおいしさで家族にも好評。特に「おべんとう冬」や「冬のかながわ弁当」といった季節のお弁当を毎回楽しみにしています。
しかし最近まで崎陽軒のオリジナルペットボトル茶があることを知りませんでした。日本茶マニアなのに我ながら盲点!
しかも、よく見ると「釜炒り茶ブレンド」と書いてあるではありませんか!
希少な釜炒り茶のペットボトル茶というだけでも気になり、物は試しとシウマイを食べながら崎陽軒のお茶を飲んでみたところさらにびっくり!
後味がすっきりして、シウマイが次から次と飽きずに食べられる!
日本茶マニアとしては居ても立っても居られず、その秘密を崎陽軒さんに伺ってみました。
※崎陽軒の売店は神奈川県内はもちろん、東京都、千葉県、埼玉県、静岡県にもあります。
崎陽軒の「シウマイ」は中華のシュウマイではない!
お茶の記事なのにシウマイについて語る・・・我ながら自分の中にある崎陽軒のシウマイ愛を改めて認識しつつ、釜炒り茶にもつながっていくので崎陽軒のシウマイの起源を少々。
そもそも崎陽軒は横浜駅が開業した当時から駅で売店を担当しており、駅弁に横浜らしい食べ物をと考案されたのが「シウマイ」なのだそう。
当初は横浜中華街の点心職人を招いて作り始めたシウマイですが、中華料理店のシュウマイとは違い、お弁当として冷めてもおいしく、日本人の口に合うように独自に開発されました。
そして駅弁として電車が揺れてもこぼさずに食べられる小ぶりなサイズにしたのだそうです。
崎陽軒の歴史について詳しくは崎陽軒のホームページ(外部サイト)にありますのでご覧ください。
崎陽軒のシウマイにベストマッチな「崎陽軒のお茶」
そんな崎陽軒のシウマイは、中華料理と相性の良い烏龍茶でもジャスミン茶でもなく、日本の釜炒り茶がベストマッチ。
その理由は、釜炒り茶の起源にあります。
釜炒り茶は15世紀に中国の緑茶の製法が九州に伝わり、一度は全国に広がります。しかしその後、江戸時代半ばに宇治において煎茶の製法が開発され全国に広まり、釜炒り茶は九州地方の一部(主に宮崎県や佐賀県)にのみ残ることとなりました。
綿々と受け継がれた釜炒り茶は、日本の気候風土、食文化の元で作られるため日本食にも合う味に仕上がっています。そのため製法や茶葉の形状は中国の緑茶に似ていても、軽く優しい刺激の少ない味わいです(釜炒り茶については過去の記事もご覧ください)。
もともとは中国から渡ってきたものですが日本で独自の発展をした崎陽軒のシウマイと釜炒り茶には共通点がある!と納得しながら、実際にシウマイを食べながら飲んでみることにしました。
後味がすっきりしてシウマイがエンドレスに食べたくなる「崎陽軒のお茶」
崎陽軒でお弁当コーナーだけを見ていた私は気づかなかったのですが、その隣に冷蔵の商品をいれる冷蔵庫が設置されています。そこに崎陽軒のお茶があります。
崎陽軒のお茶のパッケージ裏面を見ると
と記載されています。
さらにホームページの説明には
とあり、シウマイとお弁当のために特別に開発されたペットボトル茶であることがわかります。
宮崎県は茶葉の生産量では静岡県、鹿児島県、三重県に次いで全国4位の生産量を誇ります。その宮崎県の一番茶と佐賀県産の釜炒り茶のブレンドはとても珍しいです。
ペットボトルでは他では見たことのないこだわりのブレンド!
しかも釜炒り茶は生産量が少なく、全国の0.3%未満なのでとても希少なお茶です。
そのまま飲んでみると、ペットボトル茶なので急須でいれた時のような釜炒り茶の独特の香り(釜香)はあまり感じられませんが、ほんのりと香ばしさが感じられ苦味や渋味はそれほど強くありません。すっきりとしていて飲みやすいです。
シウマイを食べた後に飲んでみると、口の中に残っていたシウマイのホタテの味が消え、またもう一個食べてお茶を飲んでも同じように後味がすっきりします。
こちらのお茶を飲むとお弁当やシウマイも飽きることなく口の中がすっきりとリセットされて、また次が食べたくなります。
崎陽軒さんにお茶の秘密を聞いてみました!
崎陽軒のお茶についてもっと詳しく知りたくなり、崎陽軒の担当者の方に伺いました。
なんと!私が知らなかっただけで、ずいぶん前からあったのですね!
実際に飲んでみて私もそう感じました。
これはぜひたくさんの人にシウマイやシウマイ弁当と崎陽軒のお茶を合わせ買いで楽しんでいただきたいです。
ここまでこだわって作られていたとは!
この2つの茶葉の写真は崎陽軒のサイト(外部サイト)でも見ることができます。
お茶にも手を抜かないでこだわり抜く崎陽軒さんの企業姿勢。ますますファンになりました。
崎陽軒のお茶は崎陽軒のスイーツにも合う
崎陽軒はお弁当だけではなく、シウマイの具が入ったミニ中華まん「シウマイまん」や月餅などもありスイーツのファンも多いのです。
月餅は1989年から販売されており、2001年から現在の小ぶりなサイズになったそうです。
一個から購入でき、和菓子のおまんじゅうくらいのサイズなので食後のおやつにもぴったりです。
また、ラードなどは使用せずシウマイと同様日本の食生活に合うように作られており、和菓子や小さいあんぱんのような感覚で癖がなくとても食べやすいです。
月餅にも崎陽軒のお茶を合わせてみたところ、甘さがすっきりしておかわりしたくなりました。
10月に発売された沖縄のパイナップル使用の「横浜パイナップルケーキ」にも合います。
崎陽軒のスイーツは箱入りのものはお土産にしたり、バラで買っておやつに食べたりいろいろな形で楽しめます。
シウマイ弁当とお茶とスイーツでリフレッシュしながら長旅も乗り切れそうです。
崎陽軒でシウマイ弁当を買ったらお茶も合わせ買いがおすすめ
年末年始は移動が増える季節。
駅弁はもちろん、お節料理に少し飽きた時やもう料理したくない!という時にも便利な崎陽軒のお弁当。
崎陽軒オリジナルのお茶はシウマイ弁当と合わせ買いがおすすめです。
崎陽軒の売店に行かれたらぜひお茶も試してみてくださいね!
※崎陽軒の売店はこちらのサイト(外部サイト)から検索できます。