各球団の「生え抜き最古参」選手。2001年のドラフト入団は3人
セ・リーグ3球団の生え抜き最古参は、昨シーズンとは違う選手だ。なお、この記事では、ドラフトで指名されて入団し、それから一度も移籍していない現役選手を、生え抜き最古参としている。途中で他球団へ移り、元の球団へ戻った選手は含めていない。
中日ドラゴンズは、山井大介(2001年6巡目)が引退し、平田良介(2005年高校生1巡目)が最も長く在籍し続けている選手となった。読売ジャイアンツは亀井善行(2004年4巡目)→坂本勇人(2006年高校生1巡目)、阪神タイガースは岩田稔(2005年大学生・社会人希望枠)→秋山拓巳(2009年4位)と原口文仁(2009年6位)だ。この2球団も、中日と同じく、生え抜き最古参が選手生活にピリオドを打った。
ちなみに、秋山と原口とともに、2009年のドラフトで阪神に指名されたのは、1位が二神一人、2位が藤原正典、3位が甲斐雄平、5位は藤川俊介だ。
一方、パ・リーグ各球団の7人――埼玉西武ライオンズは2人――は、昨シーズンも生え抜き最古参だったが、その顔ぶれは彼らだけではなかった。千葉ロッテ・マリーンズと北海道日本ハム・ファイターズは、それぞれ2人ずつ。千葉ロッテは角中勝也(2006年大学生・社会人7巡目)と大嶺祐太(2006年高校生1巡目)、北海道日本ハムは宮西尚生(2007年大学生・社会人3巡目)と中田翔(2007年高校生1巡目)だった。
こちらは、生え抜き最古参ではなくなった2人とも、引退しておらず、他球団にいる。現在、大嶺は、中日の育成選手だ。中田は、昨シーズンの途中から読売でプレーしている(「200本塁打以上を記録した後、読売に入団した選手はパワーを発揮したのか。中田翔は14人目」)。
各球団の最年長選手については、「12球団それぞれの「最年長」と「最年少」選手。最年長のデビュー時には生まれていなかった選手も」で書いた。東京ヤクルト・スワローズの生え抜き最古参と最年長は、どちらも石川雅規(2001年自由枠)だが、他の11球団は、いずれも違う選手だ。