テオスカーを呼び戻したドジャースがここから手に入れようとするのは…。あとは佐々木朗希だけ!?
ロサンゼルス・ドジャースは、FAになっていたテオスカー・ヘルナンデスを呼び戻した。ESPNのジェフ・パッサンらによると、3年6600万ドル(2025~27年)に契約に、年俸1500万ドル(2028年)の球団オプションがついているという。
来シーズンの外野トリオは、テオスカー、トミー・エドマン、マイケル・コンフォートが基本となりそうだ。コンフォートは、サンフランシスコ・ジャイアンツからFAとなり、ドジャースと1年1700万ドルの契約を交わした。
内野には、2024年の開幕時と同じ4人が並ぶ。一塁がフレディ・フリーマン、二塁がギャビン・ラックス、遊撃がムーキー・ベッツ、三塁はマックス・マンシーだ。ウィル・スミスがマスクをかぶり、大谷翔平がDHを務めることも、変わらない。
控えの4人は、捕手のオースティン・バーンズ、内野手のミゲル・ロハス、内外野を守るユーティリティのクリス・テイラーに、外野手のアンディ・パヘズかジェームズ・アウトマンだろう。パヘズとアウトマンは、マイナーリーグ・オプションが残っているので、ウェーバーを経由せず、保有したままメジャーリーグとマイナーリーグを行き来させることができる。
ここから、ドジャースが野手を加える必要はないように見える。キーケー・ヘルナンデスとの再契約とノーラン・アレナード(セントルイス・カーディナルス)の獲得は、どちらも、可能性が低くなったと思われる。
ローテーションには、5年1億8200万ドル(2025~29年)で迎え入れたブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、山本由伸、トニー・ゴンソリンの4人に、開幕から少し遅れて大谷が加わる。6人のローテーションとすると、残りはあと1枠だ。手に入れることができれば、佐々木朗希が筆頭候補だろう。他にも、ダスティン・メイ、ボビー・ミラー、ランドン・ナック……と候補は少なくなく、クレイトン・カーショウとの再契約もあり得る。
ブルペンでは、マイケル・コペック、2年2200万ドル(2025~26年)で再契約のブレイク・トライネン、エバン・フィリップスの3人が、セットアッパーあるいはクローザーとして投げそうだ。左投手も、アンソニー・バンダとアレックス・ベシアの2人が揃う。
ただ、ドジャースは、「勝利の方程式」をさらに強化するかもしれない。ジ・アスレティックのファビアン・アーダヤは、トライネンが戻ってくることが決まった後に、ドジャースがFAのタナー・スコットとミルウォーキー・ブルワーズのデビン・ウィリアムズに興味、と報じていた。その後、ウィリアムズはトレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍したが、スコットはFA市場に残っている。
スコットは、2024年にマイアミ・マーリンズとサンディエゴ・パドレスで計72試合に登板し、72.0イニングで奪三振率10.50と与四球率4.50、防御率1.75を記録した。