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【神戸市】水道筋商店街の発祥は意外な場所から始まっていた

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毎日1万人が行き交う水道筋商店街

約450メートルある水道筋商店街。
約450メートルある水道筋商店街。

神戸の灘区にある水道筋商店街。毎日約1万人のひとが行き交う活気ある商店街です。水道筋商店街と一言で言ってもその中身は、8つの商店街と3つの市場から成り立っています。そのなかの灘中央市場は2025年に創立100周年を迎えるという歴史も誇ります。

水道筋商店街は畑原市場から始まった!?

大正時代に市場としてにぎわっていたという畑原商店街。
大正時代に市場としてにぎわっていたという畑原商店街。

今回、神戸観光局のプログラム「神戸のとびら」で開催している「水道筋商店街 昼飲みつまみ食いツアー」のガイドさんに商店街を案内してもらいました。すると水道筋商店街の一番にぎわっているアーケードの場所から商店街の歴史が始まったのかと思えばそうではないことが判明。商店街の発祥にあたる場所は、現在の畑原東商店街の通りになるそう。水道筋商店街のホームページにも「大正時代、既に畑原市場あたりはにぎわいを見せていた」と書かれています。

畑原東商店街。
畑原東商店街。

いま畑原東商店街を通ってみるとシャッターが閉まっている店舗の方が目立ちますが、かつてはこの通りがにぎわっていたそう。時代が経つにつれ商店街が拡張して現在の形になっていきます。
時代の流れとともに畑原東商店街はいまは少し人通りは寂しくなりましたが、水道筋商店街の歴史の観点から見るとここはとても重要な場所。もし「水道筋商店街歴史ツアー」があれば畑原東商店街は聖地に値する場所となるのではないでしょうか。

水道筋商店街
阪急王子公園駅 徒歩3分
JR 灘駅 徒歩10分
阪神大石駅 徒歩10分
水道筋商店街 公式サイト

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神戸大好きのBest Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターが担当。歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをハードルを下げツッコミどころもたまには入れてわかりやすくお伝えるように心掛けています。 さらにサブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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