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夏休み・子供の友達が家に遊びに来るのがストレス・無理をしないための対処法

樋口智香子マナー・コミュニケーション講師

連日の猛暑。子供の外遊びにも影響がありそうです。
夏休みに入ったものの、こう暑くては、外で遊ぶのも難しいですね。
涼しい室内で遊ぶことが増えると共に「正直、子供の友達が家に来るのがストレス」という親御さんの声も。

そこでこの記事では、お友達訪問へのストレス対処法をご提案します。

親の不在時に、子供の友達が来るのはOK?

夏休みとはいえ、親は仕事という家庭が圧倒的。自分が家にいないときに、子供だけで過ごして、何かあったらという不安を抱える人も多いです。

家庭によって様々な考え方がありますが、トラブルを避けるためには、NGにするのが無難です。可か否かの境界線を曖昧にしてしまうと、子供の気持ちも緩んでしまいます。

もし、呼んでもいいという考え方であれば、トラブルを避けるための決まりを設けましょう。「インターフォンには出ない」「誰か来ても玄関ドアを開けない」「キッチンには入らない(火を使わない)」など、予防線をはっておきましょう。

お友達を呼ぶときの、家遊びのルールを決めておく

お友達を呼ぶときには、予め、子供と家遊びのルールを決めておきましょう。

例えば、以下のような項目です。

・日
(呼んでもいい曜日を決めるなど)
・時間
(〇〇時まで)
・場所
(遊ぶ場所、入ってはいけない場所など)
・物
(片付けがたいへんなものはNGにするなど)
・してはいけないこと
(大きな声を出さない・飛び跳ねないなど)

「決めたルールをきちんと守れるなら、うちで遊んでもいいよ」という前提を作っておくといいでしょう。

騒がしさがストレスになるときは

子供が集まれば、騒がしくなるのは想定内。
とはいえ、あまりに続くとストレスになりますね。

騒音ストレスには、”声かけの仕方+解散ルール”で対応しましょう。

うるさいときの注意は、理由とセットにするといいでしょう。

ただ「静かにして」と言うだけでなく「お仕事をしているから、静かにしてね」というように、理由付けをして伝えます。

それでもうるさくなる場合は「次に注意されたら、今日の家遊びはおしまいね。」と解散宣告をしてしまいましょう。これは子供にも響くはずです。

おもてなしを頑張らない・介入をしない

子供だけが遊びにくる場合、過剰におもてなしをする必要はありません。楽に考えましょう。

ママ友が来る時のように、お菓子を用意しなければ、飲みものを出さなければと頑張りすぎると疲れてしまいます。

飲みものだけにして、お菓子は用意しなくてもいいでしょうし、ある程度、用意したら自分たちで食べてもらってもいいでしょう。(ただし、お友達のアレルギーのことだけは気をつけてください。)

子供同士のトラブルも、必要以上に介入しないのが無難です。けんかをしているなと思っても、放っておけばいつの間にか仲良く遊んでいることもざらです。

気を配るところはおさえつつ、ゆるく構えるのがストレスをためないコツです。

自分のペースが乱されるときには

「買い物に行きたいのに」「静かにテレビを見たいのに」など、自分のペースが乱されることもありますね。

そんなときは思いきって、自分ファーストにしてしまいましょう。

「〇時になったら、お買い物に行くからごめんね」など、うまく切り上げてください。

夏休みは長いので、無理をしないのがいちばんです。

以上、子供の友達が遊びに来ることへのストレス対処法をお伝えしました。

無理せず、ゆるくで、夏を乗りきってくださいね。

マナー・コミュニケーション講師

マナー・コミュニケーション研修講師。千葉県出身、元資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーをかけ合わせたプログラムにより、ビジネスマナー研修・接遇マナー研修・コミュニケーション研修棟を実施。全国250か所から招致され、指導人数は延べ20000人以上。セミナー・研修の他、書籍の出版、コラム執筆、雑誌記事や教材監修など幅広く活動中。

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