うつ病より多いと言われている不安障害(不安神経症も、そのひとつです)の種類と治し方。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「不安障害の種類と治し方」についてお話したいと思います。不安障害は、パニック障害や社交不安障害や全般性不安障害などを含む、多くの人が罹る病気で、決してまれな病気ではありません。
不安神経症という名の心の病も、不安障害の一種です。
うつ病患者より多いと言われている精神疾患、それが不安障害です。
不安障害が、ただの不安感や心配性と違うところは、日常生活や社会生活に、大きな支障が出てしまっているというところです。
精神面でよくある症状は、
1.不安や恐怖が毎日のように継続的に出てしまう。
2.ある状況下において、不安感が高まって、自分では抑えが効かなくなる。
3.不安の感情が強く、死んでしまうかもしれないという恐れを感じる。
4.常に、健康やお金の心配が頭から離れない。
などです。
身体面でよくある症状は、
1.頭痛や耳鳴り。
2.めまいや身体のほてり。
3.呼吸をうまくすることができない。
4.のどがつまる感じがする。
5.心臓のドキドキがとまらない。
6.汗が止まらない。
7.吐き気がする。
8.腹痛を感じたり、下痢や便秘をしている。
9.手や指にしびれが生じる。
10.休んでも休んでも身体がだるい。
などです。
不安障害の治し方の基本は、「不安障害を起こしているストレスは何か?」を自分で気付くことです。気付いたら、それをなくすよう努力することです。なくせないのなら、自分の捉え方・考え方を修正していくことです。
「自分のストレスが何か? よくわからない」もしくは、「ストレスが何か? はわかるが、どうしたらいいか? よくわからない」と仰る方は、精神医学に詳しい心理カウンセラーの許を訪ねてみては如何かと思います。腕のいいカウンセラーならストレスの原因を特定させ、その上で、ストレスのなくしかた、ストレスの捉え方を一緒に考えてくれる筈です。
「ストレスをなくせもしないし、ストレスについての考え方も変えられない」と仰る方は、積極的にストレス解消法をやってみるに限ります。ストレス解消法については、積極的休養と消極的休養がありますので、それら2つを上手にバランスよく取り入れていってください。
積極的休養とは、気分転換に何かをすること、どこかに出掛けること、遊びに行くこと。消極的休養とは、寝ること、家でゴロゴロ過ごすこと。
ここで、どうしてもストレスの原因がハッキリしない、カウンセラーの力を借りてもストレスが特定できないと仰る方についてですが、そういう方は、脳という臓器が弱っていることが考えられます。よって、脳を改善させることが、不安障害を治す方法ということになります。
脳を改善させる方法は、睡眠と食事と運動です。プラスお薬です。生活を改善させ、あなたにあったお薬を処方してもらえば、脳は回復し、不安障害は消失します。
ただ、さきほども言いましたが、脳を改善させるのは、ストレスから離れてからです。ストレスをストレスのまま放置しているようでは、ずっと脳という臓器に負担がかかった状態になっているので、不安障害が回復に向かうことはありません。よって、まずはストレスを特定し、ストレスから離れること、そして脳という臓器を生活改善やお薬によって改善させることです。
不安障害でお困りの方は、まずは精神医学に詳しいカウンセラーの許を訪ねてみては如何でしょうか? 私はそれが、不安障害を改善させる最善の方法だと思います。
というわけで、今日は以上です。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。