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折れたテントのフレームポールを汎用品で修理する方法【メインテナンス】安いパーツでも問題なし

たびんちゅや節約キャンプ旅研究家

テントを張る時は天気だけでなく「風」にも注意して張り綱をしっかりとペグダウンする必要があります。

風に対して比較的に強いドーム型テントでも、あまりに強い風に煽られるとフレームポールが曲がってしまうことがあります。

最悪、ポールが折れてしまったらリペア用パイプで対応するかキャンプを中断して家に帰るしかありませんからね。

本修理の場合はテントメーカーから修理パーツを購入して交換する事になるでしょう。

しかし、今回は安い汎用品のテントフレームを使って修理する方法を紹介します。

曲がったテントポール

以前、キャンプ場から買い出しに出掛けた時のこと。

一時間ほどで用事を済ませ、キャンプ場へ戻ってくるとテントが変な形になっているではありませんか。

出掛けている間に急に天候が変わり、激しい通り雨でテントのフレームポールがグニャリと変形してしまったようです。

その場は何とかポールが折れないように曲げ伸ばして対応しましたが、本修理が必要です。

汎用フレームポール

その後、帰宅してからフレームポールの交換修理をしました。

修理に使用したフレームポールはアマゾンショップで購入した「テントフレーム アルミ合金中空ポール(7001-T6)」です。

現在は少し価格が上がっていますが、購入当時(2020年8月)は1,650円(税込)でした。

長さが4メートルもあるので、余ったら予備に保管しておくと良いでしょう。

・サイズ
  使用時:約4.04m(11本繋ぎ)
  収納時:約39.7cm
・直径:約φ8.5mm
・重量: 約 265g
・カラー:ゴールド

オリジナルのフレームポールの直径はφ9mmで、汎用ポールはφ8.5mmです。

このくらいの許容範囲ならアルミテープを巻いて対応すれば問題ありません。

長さが合わない場合

破損したポールのみを交換したかったのですが、汎用ポールは一本当たりの長さがオリジナルのポールよりも短いので出来ません。

なので、元々3本継ぎで構成されたフレームポールを新しく4本継ぎに作り直すことにします。

ポールの長さを合わせる

一般的に接続式ポールの片側は、ジョイント部分が内側のパイプと外側のパイプの二重構造になっています。

そこで、外側のパイプの長さを基準に合わせる事にします。

オリジナルのフレームポールの長さは450mm+450mm+490mm=1,390mmでした。

なので、汎用ポール1本当たりの長さは。

1,390mm÷4本=347.5mmにすれば良い計算になります。

汎用ポールは11本継ぎになっていて、両端が345mmで中間が364mmでした。

なので中間にあるパイプを16.5mmカットすれば良い計算になります。

そして、パイプのカットにはパイプカッターを使用します。切断面のバリを取るのも忘れずに。

あと、実際にポールをカットする時は現物合わせをしながら作業する方が間違いが無いのでおススメです。

そして、破損したポールからショックコード(ゴム紐)を抜いて新しく作ったポールに入れ替えます。

短くなったので収納サイズがコンパクトになりました。

上側が新しく作ったポールです
上側が新しく作ったポールです

テントを設営する

早速、修理したテントフレームを使ってみます。

フレームポールの接合部分は、ジョイントパーツに合うようにアルミテープを巻いて直径を太くしています。

下の写真で金色のポールが新しく交換した部分です。

ポールのしなり固さも問題なし。

インナーテントを吊り下げても問題ありません。

そして、フライシートを張ってガイラインにテンションをかけても以前と全く変わりありません。

海沿いで強風が吹いていましたが、安心してキャンプが出来ました。

最後に

現在、フレームポールを修理してから3年近くが経過しましたが今のところ不具合はありません。

もし、今回のように破損したテントのフレームポールが汎用ポールと交換が可能なら試してみる価値はあると思います。

テントフレームを安く修理したい方のご参考までに。

節約キャンプ旅研究家

お金を掛けずにキャンプや車中泊をしながら野宿旅を楽しむ方法や旅のトラブル対策などを紹介しています。 他にも自作のキャンプ道具やキャンプ・車中泊の裏技なども発信しています。

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