グラスナウが離脱し、ドジャースのローテーションはどうなる!?
8月16日、ロサンゼルス・ドジャースは、タイラー・グラスナウを故障者リストに入れ、ジャスティン・ウロブレスキーをAAAから再昇格させた。
ローテーションの順番どおりであれば、グラスナウは8月16日に登板するはずだった。そこから、17日に変更となった後、故障者リストに入った。
今シーズンの離脱は2度目。先月初旬は腰、今回は右肘だ。グラスナウは、ここまでに134.0イニング。昨シーズンの120.0イニングを超え、メジャーリーグにおける自己最多イニングを更新している。
8月16日に登板したウロブレスキー――5イニング4失点(自責点4)――に続き、17日は、ボビー・ミラーが先発マウンドに上がると思われる。ミラーも、AAAから再昇格となる。
18日以降のローテーションは、クレイトン・カーショウ、ギャビン・ストーン、ウォーカー・ビューラー、ジャック・フレアティに、ミラーかウロブレスキーのどちらか、という順序になりそうだ。この6人に次ぐ先発投手としては、AAAにランドン・ナックがいる。
先月下旬にシーズン初登板のカーショウは、ここまでの4登板で防御率3.50を記録している。直近の2登板は、どちらも1失点だ。ストーンは、22登板で防御率3.63。他のシーズンなら、新人王の有力候補に挙がってもおかしくない。7月30日にデトロイト・タイガースから移籍のフレアティは、そこから3登板で防御率3.78。シーズン全体では、21登板で防御率3.06を記録している。
この3人が実力を発揮すれば、ローテーションの崩壊は起きない。また、来月には、山本由伸が戻ってくる予定だ。
ただ、エースとして投げてきたグラスナウがいつ復帰できるのかは、まだわからない。ポストシーズンで投げることができないようだと、ドジャースのワールドシリーズ優勝までの道のりは、険しさを増す。