はらぺこライターの旅人間です。今回は再び神奈川県の相模湖周辺のダムカレーについて。ところで、「相模ダムカレー」って知っていますか？これは相模湖周辺にある7店舗で食べられるダムカレーのこと。

この相模ダムカレー、突っ込みどころ満載で色々と面白い。例えば、ダムカレーなのにキーマカレーだったり（かどや食堂）、ダムに見えないダムカレー（いかりやレストラン デミタス）など。本当に自由過ぎますよね。
※リンク先は前回のYahoo記事になります。

そして極めつけは…今回紹介する「見晴しドライブイン」のダムカレーです。

この店は国道20号沿いにある昭和の匂いがする昔ながらのドライブイン。お洒落で気取った雰囲気は一切無く、庶民が愛する「ザ・食堂」といった感じ。

相模湖周辺では、カレーを提供する店が多いそうですが、その中でも同店は味が評判のお店の一つ。そんな話を聞くと”ダムカレー”がますます気になります。

しかし…メニューに”ダムカレー”が見当たりません。

「あれれ？」と相模湖観光協会（観光案内所）で配布の「さがみ湖 相模ダムカレーマップ」を見てると間違いなく名を連ねています。
※ マップはこちら⇒ぶらり相模湖（外部リンク）

お店の方に「ダムカレーは？」と聞くと、ハッ！という顔をして「少し時間かかるけどいい？」と不安そう。お話を聞くと色々と試行錯誤中なのだとか。

そして待つこと数分…

到着したダムカレーは、前述の ”決壊しないタイプのダムカレー” ではなく、ライスが見事にカレールーを堰き止めている理想的な形をしたダムカレー。しかもサラダ付で、メチャクチャ良い感じではないか。

ところで、このソーセージは？

お店の方曰く、「本当はソーセージを抜いたらダムが決壊するようにしたかったんやけど、思うようにいかなくて無理やった」という。

まさか、そんな壮大な事を考えていたとは…。笑ってはいけないが、思わず笑ってしまう誕生秘話。それにしても面白い！

しかも、ダム湖を見立てたカレールーにはシラス付。魚が泳いでいるイメージなのは見たらスグに分かります。

このホノボノ感、いいですねぇ～！

ソーセージを抜いたらダム決壊…。

今はライスの上にチョコン！とソーセージがのっているだけなのでソーセージを触ったくらいではダムは崩れません。今後、このダムカレーは改良され、決壊するクオリティーに近づいて行くのだろうか？気になるトコロ。

スープカレーのようなサラサラしたルーなら可能性もありますが、しっかり煮込まれたトロミのある家庭的な味わいのあるルー。スプーンを使わないと決壊は難しそう。

いずれにせよ、家庭的で旨みたっぷりのカレーに、ダムカレーのユニークな外観、そして笑える誕生秘話。まさに愛すべき店と言えるでしょう。「相模ダムカレー」巡りは、知れば知るほどほど面白い！ついついハマってしまいます。

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