【他人を変える方法】「過去と他人は変えられない」というのは本当なのか? をカウンセラーが考察する。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「他人を変えることは可能なのか?」というテーマでお話したいと思います。
「過去と他人は変えられない」という言葉がありますが、仰る通り、基本、過去と他人は変わらないし変えられません。けれど、過去に対する意味づけが変われば、過去が変わるように、自分が変われば他人も変わります。
今日は、そんな他人を変える方法についてお話したいと思います。
では、早速。
1.他人を変えるためには、まずは自分が変わること。
人というのは、多かれ少なかれ、他人に影響されるものです。だから自分が変われば、相手も変わります。本当です。相手を変えたかったら、まずは自分が変わって下さい。
2.尊敬されるような人になる。
あなたが人から尊敬されるような人になれば、他人もあなたの言うことには耳を傾けるようになります。そうすればあなたは、他人を変えることが出来る能力を有することになります。どうぞ、人に影響を与えられるような尊敬されるような、そんな人になって下さい。
3.利を謳う。
他人に対して、「こういうふうに変われば、あなたも得するよ」と訴えれば、相手は行動を変容させます。誰だって、今よりもっといい人生を送りたいと思っているからです。大切なのは、「こういうふうにするべきだ」と義を訴えるのではなく、「こういうふうにしたほうが、あなた自身にメリットがある」と利を訴えることです。
4.他人に対して自分で決断したと思わせる。
誰にだって、自由欲求というものがあります。人は、自分で決め、自分で行動したいものです。だから、相手を変えたいと思ったときには、相手に対して「自分で納得して行動した」と思わせることが重要です。どうぞ、このあたりは十分に気を配ってください。
以上です。
以上が他人を変える方法です。
あと細かいテクニックをご紹介します。
たとえば、遅刻癖のある人には、次のように言うと効果的です。。
1.まずは事実を指摘する。
「あなたは今日も遅刻した。前回も遅刻した。そうだよね。」等と言います。
ここでは責め口調にならないよう、優しい声で事実を確認するという態度で言うと良いでしょう。ここでは、相手からイエスを貰うことを目標にしてください。ここでイエスを貰わないと、先には進めません。この部分は非常に重要です。間違っても「あなたはいつも遅刻する」等と言わないことです。そんなことを言うと、「いつもじゃないよ。遅刻しないことだってあるよ」と反論されてしまいますから、気をつけたいところです。
2.自分の気持ちを言う。
ここでは、「遅刻すると、次の予定が狂うので困るんだよね」等と、自分の気持ち言うようにしましょう。
3.相手にこう変わって欲しいとお願いする。
「これからは遅刻しないようにしてくれる?」と言いましょう。
4.相手の言葉に耳を傾ける。
この部分も非常に重要です。相手にだって言い分があります。相手が反論したら、相手の言葉に耳を傾けましょう。人は話を聴いてもらうと自分が大切にしてもらえたと感じ、自分を変えようと思うもののです。こちらから一方的にお願いして終わりではなく、お願いしたら相手の言葉に耳を傾けましょう。
以上です。
今、細かいテクニックを4つ言いました。このテクニックを使えば、人は変わってくれます。コツは、力づくではなく、相手に「変わりたい」と思わせることです。ぜひ参考にしてください。
というわけで、今日は、「他人を変えることは可能なのか?」というテーマでお話しをさせて頂きました。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。