大谷翔平がまだ達成していない二刀流のシーズン記録で、ベーブ・ルースに続く2人目が登場
8月6日の試合で、マット・デビッドソン(シカゴ・ホワイトソックス)はジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)から三振を奪った。6月29日と7月29日に続く3登板目だが、デビッドソンの本職はDHだ。一塁と三塁も守る。
前日までにスタントンが喫した145三振を調べたところ、相手はいずれも投手だった。キャリアを通しても、スタントンを三振に仕留めた野手は、デビッドソン以外に見当たらない。
さらに、デビッドソンはベーブ・ルースに続く史上2人目の記録も作った。NBCスポーツ・シカゴのクリストファー・キャムカのツイートによると、ア・リーグで1シーズンに「15本塁打&3登板以上」は、1919年のルース(29本塁打&17登板)と今シーズンのデビッドソン(16本塁打&3登板)だけだという。キャムカはこの記録に近づいている選手として、11本塁打&9登板の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)も挙げている。
もっとも、これが「15本塁打&3登板以上」ではなく「10本塁打&3登板以上」であれば、デビッドソンはルースと大谷に続く3人目となる。また、「10本塁打&5登板以上」なら、ルースと大谷の2人だ。デビッドソンはあと2試合に登板しないと、そこには加わらない。デビッドソンが加わると、ルースとともに「15本塁打&5登板以上」となり、大谷が(それまでにあと4本を打っていなければ)外れる。
ちなみに、デビッドソンは初登板の際、ルーグネット・オドーア(テキサス・レンジャーズ)を三振に仕留めた。3登板ともそれぞれ1イニングを投げ、失点はまだない。