オートバイのあれこれ『ディアベル・フォー・ベントレーの続報!』
全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。
今宵は『ディアベル・フォー・ベントレーの続報!』をテーマにお話ししようと思います。
先日、ドゥカティとベントレーによるコラボレーションモデル『ディアベル・フォー・ベントレー』のご紹介をしましたが、ついに(予価ではありますが)価格が発表されました。
760万円!!
私の予想を上回っておりました!
『ディアベル・フォー・ベントレー』は、ベントレーのクーペモデル『バトゥール』をモチーフとしたアレンジが車体に施され、元となっている『ディアベルV4』のラグジュアリーな雰囲気にいっそう磨きがかかっています。
アルカンターラ製シートやカーボンパーツなど、ハイエンドな部品が多用されていて、かつ世界500台限定なので、妥当な価格と言えば妥当なのかもしれませんね。
いや、バトゥールの価格が日本円で約2億7,000万円であることを考えると、このディアベルの760万円はむしろ安いかも?
さて、ディアベル・フォー・ベントレーの詳細は以前の紹介記事をご覧いただくことにして、ここでは“そもそも『ディアベルV4』がどのようなバイクなのか?”軽く説明したいと思います。
ディアベルV4は、ドゥカティが2022年にリリースしたまだまだ新しいモデルです。
近年のドゥカティが力を入れて開発しているV4エンジンを、マッスルクルーザースタイルの車体に搭載しています。
一見、ハーレーダビッドソンの類のバイクだと思われるかもしれませんが、ディアベルV4はどちらかというとドラッガー系、つまり、ドラッグレースマシンのような直線での加速感やエンジンのパワーを楽しむキャラクターとなっています。
もちろん排気量が1,200ccほど(1,158cc)もあるので、トルクを活かしたゆったりクルージングも可能ですが、ディアベルV4の真の価値は、そのルックスを裏切るキレのある走りだと言えます。
一つの指標としてもらいたいのが、車重。
ディアベルV4の車両重量は、乾燥状態で211kg、装備状態で236kgです。
この数字を同じくらいの排気量のハーレーダビッドソンと比べると、日本でも人気の『スポーツスター XL1200X』は装備重量が約250kgとなっています。
この比較を見てもらえれば、水冷V4エンジンを積んだディアベルが「ダイエットを頑張っている」ことが理解してもらえるのではないでしょうか。
見た目はゴツいけれど、想像以上に軽やかに走れる。
ディアベルV4は「運動神経の良いデカい奴」と思ってもらえればいいでしょう。