優勝は?昇格は?残留は? J1・J2・J3、最終節のまとめ
11月22日(日)にJ1、そして23日(祝)にJ2、J3の最終節が行われる。ここで各カテゴリーの優勝、昇格・残留争いをまとめてお伝えしよう。
【明治安田生命J1リーグ】
◆優勝争い
今シーズンから導入された2シーズン制のため、最終節で決まるのはセカンドステージの優勝クラブと、チャンピオンシップに進出する3~4のクラブだ。
○J1セカンドステージ順位
1位 広 島 勝ち点37 得失点差+25
2位 鹿 島 勝ち点34 得失点差+13
セカンドステージ優勝はまだ決まっていないが、最終節に広島が負けて、鹿島が勝っても得失点差が「12」もあるため、広島の優勝が決定的。
○J1年間順位
1位 広 島 勝ち点71 得失点差+38
2位 浦 和 勝ち点69 得失点差+26
3位 F東京 勝ち点62 得失点差+12
↑↑↑ チャンピオンシップ進出 ↑↑↑
4位 G大阪 勝ち点60 得失点差+15
チャンピオンシップに出られるのはファーストステージ優勝(浦和)とセカンドステージ優勝(広島で決定的)、そして年間順位1~3位のクラブ。すでに1・2位は広島と浦和で決まっているため、チャンピオンシップ出場は3位の1枠を残すのみ。
その3位はFC東京とG大阪が争う。勝ち点「2」でFC東京がリードしているため、G大阪が3位になるには勝利が絶対条件。その上でFC東京が引き分けか、負けることが必要となる。
また、チャンピオンシップで決勝から出場できる年間1位は、広島が勝ち点「2」で浦和をリード。こちらは得失点差も広島が大きくリードしているため、浦和が1位になるには広島が負けて、浦和が勝つ以外はない。
○J1最終節 上位の対戦カード
11月22日(日)13:30
浦 和 vs. 神 戸(埼玉)
FC東京 vs. 鳥 栖(味スタ)
G大阪 vs. 山 形(万博)
広 島 vs. 湘 南(Eスタ)
◆残留争い
こちらは最終節を待たず、降格する3クラブが決定。来季は松本、清水、山形がJ2で戦う。
【明治安田生命J2リーグ】
◆昇格争い
大宮がJ2優勝を決め、J1自動昇格が決定。2位までに与えられる自動昇格を巡って、磐田と福岡が争う。プレーオフ出場の6位以内はC大阪、愛媛を加え、5クラブが決定。残りは1枠となった。
○J2順位
1位 大 宮 勝ち点83 得失点差+34 ※優勝
2位 磐 田 勝ち点79 得失点差+28 ※3位以内が確定
↑↑↑ J1自動昇格 ↑↑↑
3位 福 岡 勝ち点79 得失点差+23 ※3位以内が確定
4位 C大阪 勝ち点64 得失点差+15 ※5位以内が確定
5位 愛 媛 勝ち点62 得失点差+5 ※6位以内が確定
6位 長 崎 勝ち点60 得失点差+10
↑↑↑ J1昇格プレーオフ出場 ↑↑↑
7位 東京V 勝ち点58 得失点差+4
8位 千 葉 勝ち点57 得失点差+7
2位争いの磐田と福岡は同じ勝ち点だが、得失点差で磐田が「5」上回っている。そのため、最終節の結果が上だったクラブが2位、そして同じならば磐田が2位となる。3位はプレーオフに回る。
6位争いは長崎が一歩リード。勝てば6位となる。また、得失点差で7位の東京Vに「6」の差があるため、引き分けでもほぼ確実。東京Vの6位は勝って、長崎が負けた場合。千葉は勝った上で、長崎が負け、さらに東京Vが引き分け以下。その上で長崎と得失点差の争いと極めて厳しい。
◆残留争い
J3の2位と入れ替え戦を行う21位と、J3へ自動降格となる22位は大分と栃木で決定した。21位・大分と22位・栃木の勝ち点差は「3」だが、得失点差は「13」もあり、このままの順位で終わることが決定的。
【明治安田生命J3リーグ】
◆昇格争い
J3は1位がJ2への自動昇格、2位がJ2の21位と入れ替え戦を戦う。山口と町田の1・2位は決まり、残るは優勝で自動昇格できるかどうかになった。
○J3順位表
1位 山 口 勝ち点77 得失点差+60
↑↑↑ J2自動昇格 ↑↑↑
2位 町 田 勝ち点77 得失点差+34
山口と町田は同じ勝ち点だが、得失点差は「26」も開いているため、実質は山口が勝ち点「1」リードしていると言える。そのため、山口は最終節の結果が町田を上回る、もしくは同じで優勝となる。
町田が優勝するには、町田が勝って山口が引き分けか敗戦、町田引き分けの場合は山口が負けることが必要。
○最終節の対戦カード
11月23日(月・祝)13:00
長 野 vs. 町 田(南長野)
鳥 取 vs. 山 口(とりスタ)
◆JFLからJ3への昇格
今季のJFL(日本フットボールリーグ)で、下記の基準を満たしたのは鹿児島ユナイテッド。Jリーグ理事会で来季よりのJ3参入が決定した。
・J3入会審査に合格(J3スタジアム要件、J3ライセンス基準の審査合格を含む)
・JFL年間順位が4位以内で、百年構想クラブの中での上位2チーム
・JFLにおける1試合平均入場者数が2000人以上を超え、3000人以上を目指して努力することが認められること
・年間事業収入1億5000万円以上あり、債務超過ではないこと