有原、運命の24時間。最終候補3球団から選ぶのはどのチーム?パドレスは契約合意を楽観視と地元紙報道
ポスティング制度でメジャーリーグ移籍を目指す有原航平の移籍交渉期限まで、残り24時間を切った。
メジャーリーグ30球団と有原の交渉期間はアメリカ東部時間の12月26日午後5時(日本時間27日午前7時)まで。有原は20日に渡米しており、代理人を務める大手エージェント会社「ワッサーマングループ」の代理人のジョエル・ウルフ氏と24時間以内に最終決断を下す。
ウルフ氏は「7、8球団から問い合わせがある」と今月上旬に明かしたが、日米の報道によると、ボストン・レッドソックス、サンディエゴ・パドレス、テキサス・レンジャースの3球団に絞った様子。
ウルフ氏は菅野智之の代理人も務めているが、有原が最終候補に選んだ3球団全ては、1月7日(日本時間8日)まで交渉期間がある菅野の獲得にも興味を示している。
最終候補に選んだ3チームの中で、2020年シーズンにプレイオフへ出場したのはパドレスだけ。2021年もパドレスはプレイオフ出場の有力候補だが、同地区にワールド・チャンピオンのロサンゼルス・ドジャースがいるために地区優勝への道は険しい。
日刊スポーツは日本ハムと業務提携を結んでいるレンジャースが23日(日本時間24日)に正式な条件を提示したと報じた。
パドレスの地元紙「サンディエゴ・ユニオントリビューン」は25日(日本時間26日)午後に掲載した電子版の記事で、有原との契約に向けてパドレスは楽観視していると報じている。
今年のフリーエージェント市場の動きはとてもゆっくりで、クリスマスまでに新契約を結んだ先発投手は8人しかいない。
その8投手の中で、有原の契約の参考になりそうなのが、有原より1つ年上のマイケル・ワカ。
メジャー8年間で60勝43敗、防御率4.01の成績を残しているワカは、タンパベイ・レイズと1年300万ドル(約3億1500万円)の契約に合意した。