【子育て】「保育園行きたくない」に「お友達待ってるよ」はNG声かけ!適切な対応方法&声のかけ方☆
こんにちは!さっこせんせいです☆
新年度がスタートして、大人も子どもも新しい生活が始まりました。そんな中、新入園の子や新しく進級する子たちの中で、不安から登園をしぶったり泣いたりする子がいると思います。
そんな時、子どもたちが安心して園に通えるようになるために、親としてどのように声を掛けたらいいのか、どんなふうに対応してあげたらいいのかを今回はお話したいと思います!!
▷登園しぶりの我が子に、親としてどのように対応したらいいのか
①声のかけ方
実は私の娘も息子も入園当初は「行きたくない」と毎朝泣いて登園をしぶりました。そんな時、子どもが前向きになれるようにと「先生が待ってるよ!」「今日は楽しいことするみたいだよ」と声をかけたりすると思いますが、これ実はNGな声かけなんです。正確にいうと、このような前向きな言葉を”初めに”かけるのはNGなんです。
子どもたちはなぜ登園をしぶるのか。それは「ママと一緒にいたいから」です。ではなぜママと一緒にいたいのかというと、園に行くのが不安だからです。そんな気持ちの子どもに「園は楽しいところだよ」「先生が待っているよ」と伝えても、よし!行こう!という気持ちにはなりません。
ではどんな声かけをしたらいいのか。登園をしぶる子どもにまず初めにかける言葉として意識してほしいのが、
《共感の声かけ》です!
【例】
「幼稚園行きたくないんだね」
「ママと一緒にいたいよね」etc.
子どもは共感してもらえると、ママが気持ちを分かってくれた!という思いから、落ち着くことができます。もちろん共感の声をかけたところで「じゃぁ行く!」とはなりません。
しかし、子どもの気持ちを無視した声かけをいきなりされるよりも、共感をしてもらった時の方が、園に行く時の安心感は違いますし、その後にかける言葉も耳に入りやすくなります。
必ず共感をしてから、前向きになれるような声かけやママの気持ちを伝えてみてください!
【例】
「行きたくないのね。ドキドキするよね。
(共感だけでも十分です)」
「ママと一緒にいたいよね。ママも一緒にいたいな。
保育園に行ったら今日は何して遊ぶのかな?」 etc.
1か月以上泣き続けることもあります。しかし、かならず「共感」を忘れないで声かけを続けてみてくださいね!
②対応方法
いざ子どもを園に預ける時、暴れる我が子を先生に託すことを申し訳なく思ったり、その姿がかわいそうで、子どもの姿が見えなくなるまで見守っていたくなるものですよね。
しかし、ここで親として子どものためにできる最善の対応は
《パッと先生に引き渡し、すぐに帰ること》です。
はじめは胸が締め付けられる思いになると思います。しかし、この行動がなにより子どものためになるのです。
多くの子どもを見てきた私の経験上、ママパパが子どもとなかなか離れられられなかったり、引き渡し後も心配でずっと姿を見ているご家庭の子は、たいてい登園しぶりが長引きます。逆にパッと引き渡して姿が見えないようにすぐに帰るご家庭の子は、園に慣れるのが早い傾向があります。
それは、「泣けばママパパが心配してくれる」と学習する子と「泣いてもママパパは僕(私)を先生に引き渡す」と学習した子の違いが出るからです。
「泣けばママパパが心配してくれる」と学習した子はいつまでも ”泣くこと” から抜け出せません。
「泣いてもママパパは先生に引き渡す」を学習した子は、だんだん泣くことをやめます。そうすることで、園の生活に目を向けられるようになり、楽しいことを自分から見つけられるようになるんです!
つまり《園は楽しいところ》ということに気が付くのが、早くなるんですね☆そうなれば、だんだんと朝の登園しぶりはなくなります!
③楽しんで帰ってきたら親の言葉でフィードバック
朝泣いて登園する子も、帰りには泣き止んで帰ってくることがほとんどです。そんな時には親の言葉で、その事実をフィードバック(振り返り)してあげましょう。
子どもたちの脳はまだ未熟なため、自分の起こした《行動》と《結果》が結びつきません。どういうことかというと、『園に行ったから、楽しめた』という事実が理解できないんです。そのため翌朝になれば楽しんだことを忘れて、また同じように登園をしぶります。園から帰ってくれば「楽しかった」と言うのに毎朝しぶる…ということありますよね?
ですから大人が言葉にして伝えてあげることで、子どもたちは『園に行ったから楽しいことができた(園に行くのは楽しい)』を理解することができるのです。
【例】
「今日は粘土をしたの?保育園に行ったから、粘土遊びができたんだね」
「先生と遊んだの?幼稚園に行ったから楽しめたんだね!幼稚園って楽しいね」
登園しぶりは、親子共々根気がいることです。長く続けば続くほど、「いい加減にして!」と親の方も余裕がなくなってしまいます。しかし、これだけは言えます!
子どもたちは必ず登園しぶりから抜けだして、
楽しく園に通えるようになります!!
今まで見てきた子の中で、最後まで登園をしぶっていた。という子は一人もいません。必ず登園しぶりはなくなります!!
毎朝の登園しぶりに心が折れそうになった時は、このページを思い出してくださいね☆応援しています!!