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【目黒区】自由が丘に残された昭和レトロなたたずまい、地元から愛され続ける定食屋「味の店 瀬戸」

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

駅前再開発が進む自由が丘。昔懐かしい路地裏や古めかしいたたずまいのビルなど、跡形もなくなってしまいました。

様変わりする自由が丘で、古くから愛され続けている「味の店 瀬戸」は、自由が丘のしらかば通り沿いにある揚げ物定食がメインのお店。

店内はカウンター6席のみというこぢんまりとしたお店で、年配のご夫婦お2人で切り盛りされています。

少し遅めのランチで訪問したところ満席。諦めようとしたところ、手前に座っていらしたお客様が「もう帰るから」と声かけしてくれました。

昔ながらの人情味あふれる心遣いを感じて嬉しくなります。

「味の店 瀬戸」を訪れたならダイエットは忘れ、がっつり揚げ物定食!

普段は揚げ物を控えているのですが、「味の店 瀬戸」を訪れたなら思い切り楽しみたい。ということで、私は「三品ミックス定食」、家人は「ヒレカツ定食」を注文することにします。

城南信用金庫が発行している「自由が丘さんぽ」を拝見すると、「味の店 瀬戸」のオーナー夫妻は瀬戸内の出身とのこと。店内には寝台特急列車「瀬戸(サンライズ出雲・瀬戸の前身)」の愛称幕がさりげなく飾られています。

自由が丘商店街振興組合の公式サイト「自由が丘オフィシャルウェブサイト」に、「しらかば通りで45年。揚げ物定食一筋。」とあるので地元から長く愛されて続けているのがわかります。

満席で入れなかった常連さんに空いたら席を取っておくから、と女将さんが声掛けしているのが微笑ましかったです。

「味の店 瀬戸」は常連さんが多いお店ですが、私たちのように常連ではないお客でもアウェイ感はありません。誰に対しても分け隔てなく温かな接客で、女将さんの気遣いが行き届いてとても居心地良く過ごせました。

「三品のミックス定食」は好きな揚げ物3種類を自由に選択可能

「三品ミックス定食」が提供されてきました。揚げ物は自分の好きなものを3種類自由に選べます。
私はエビフライ、イカフライ、自家製コロッケを選択しました(他にもアジフライや白身魚フライなども選べます)。

ご主人が調理担当で、揚げ物が揚がるタイミングに合わせて女将さんがご飯や味噌汁、漬物を準備して提供してくれます。お2人の声掛け、やりとりも息ぴったり。

コロッケは北海道男爵いもを使っているそうで、ホクホク。ひき肉が入った昔懐かしい手作りコロッケを久しぶりに味わうことができました。

家人が絶賛していた「味の店 瀬戸」の「ヒレカツ定食」

家人が注文した「ヒレカツ定食」も提供されました。やわらかくて豚の旨味をしっかりと閉じ込めた一品。一口目から「おいしい、おいしい」と絶賛していました。

どの揚げ物もすべて手作りで衣はサクサク、中はジューシー。油っぽさは一切ありません。サラダ油でカラりと揚げているとのことでした。

最近、我が家ではあまりお味噌汁を作っていないので、お出汁をしっかりときかせた温かいお味噌汁、しみじみと心に染みます。

おしゃれで洗練されたお店が多い自由が丘ですが、まだまだ昔ながらのアットホームな定食屋さんも残されていますね。皆さんもぜひ!

【店舗概要】
味の店 瀬戸Rettyページ
営業時間:12時~15時/17時~20時、水曜・木曜定休
住所:東京都目黒区自由が丘2-11-16
問合せ先:03-3723-9443

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史(関裕二先生のファン)。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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