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【鎌倉市】昨年よりも15品種増量!7月からは早朝開園も。大船フラワーセンターでハスの魅力を再発見!

satomi地域情報発信クリエイター(鎌倉市)

大船フラワーセンターは、世界各地から集められた珍しい植物や、美しい花々が四季折々に咲き誇ります。広大な敷地には、テーマごとに分かれた庭園や無加温室があり、植物の生態や栽培方法について学べる展示も充実しています。
今の季節は、ハスが見頃。園内では255品種以上、400~450鉢の美しい花と大きな葉を観賞することができます。
今回は、神奈川県立大船フラワーセンター園長の榎本様にお話を伺いました。

季節の植物がエントランスを彩る

エントランスでは鮮やかな色の花々が来園者を歓迎してくれます。立体的で華やかながらも落ち着いた雰囲気です。いつ訪れても季節感を楽しめる植物のテーマパークです!
エントランスでは鮮やかな色の花々が来園者を歓迎してくれます。立体的で華やかながらも落ち着いた雰囲気です。いつ訪れても季節感を楽しめる植物のテーマパークです!

エントランスの広場を抜けると、正面にハスの池とスイレンの池があります。
エントランスの広場を抜けると、正面にハスの池とスイレンの池があります。

こちらはスイレンの花。水面に浮くように咲くのがスイレンで、水面から伸びて咲くのがハスです。花の形がよく似ているので見間違えてしまいました。
こちらはスイレンの花。水面に浮くように咲くのがスイレンで、水面から伸びて咲くのがハスです。花の形がよく似ているので見間違えてしまいました。

美しく神秘的なハスの魅力に触れる

玉縄桜広場では、多品種のハスが鉢植えで展示されています。間近で見ることができるのが嬉しいですね。多くの人がカメラを向けていました。
玉縄桜広場では、多品種のハスが鉢植えで展示されています。間近で見ることができるのが嬉しいですね。多くの人がカメラを向けていました。

温室前にも多くの鉢が並べられています。大きくて鮮やかな花びらが特徴で、清らかに咲き誇る姿が印象的です。
温室前にも多くの鉢が並べられています。大きくて鮮やかな花びらが特徴で、清らかに咲き誇る姿が印象的です。

ハスは、アジア圏だけでも1,500~2,000種類、世界では4,000種類もあるのだとか。
花の色は、アジア圏に生息する「赤」、アメリカに生息する「黄色」、その中間の「黄紅」、赤から色が抜けた「まだら」、花びらは白く先が赤い「爪紅」、白に近い黄色の「白」と大きく分けて6種類。
花びらは多層になっており、25枚以下の「一重」、26~49枚の「半八重」、50枚以上の「八重」と、一枚一枚が優雅に重なり合っています。
朝に花を開き、夜になると閉じるその姿は、まるで一日の始まりと終わりを告げるかのようです。

今にも咲きそうなぷっくりした蕾もかわいいですね。愛らしい花姿に思わずうっとり。
今にも咲きそうなぷっくりした蕾もかわいいですね。愛らしい花姿に思わずうっとり。

泥水の中から清らかに咲き誇る姿が神秘的。ハスの長さは鉢から2メートル弱まで伸びるそうです。
泥水の中から清らかに咲き誇る姿が神秘的。ハスの長さは鉢から2メートル弱まで伸びるそうです。

7月6日(土)からは、「ハスの葉シャワー」が見られます。ハスの葉や茎には酸素を供給するための通気口があり、水を流すと葉から水がシャワーのように放射状に飛び散るそうです!

早朝からハスの鑑賞を楽しむ!

7月6(土)、7(日)、9(火)~15(祝)、20(土)、21(日)、27(土)、28(日)、8月3(土)、4(日)の日程で、朝7:00に開園し、早朝に咲くハスを楽しむことができます。

ハスは一般的に早朝に開花し、夜に閉じるというサイクルを3日~4日間続けます。早朝にハスを観察することで、花が開く瞬間を見ることができるかもしれませんね。朝の涼しい時間に鑑賞できるのも気持ち良さそうです。

期間中、カフェも8:00~9:00まで早朝営業を行います。9:00~9:30クローズのあと、通常営業は9:30~16:00となります。

他にも見頃を迎える鮮やかな花々

6月中旬~7月初旬頃にかけて「マルバデイゴ」(丸葉梯梧)が花期を迎えます。マメ科の植物で、卵形の葉、鮮やかな赤い花を咲かせ、蝶のような花の形が特徴です。美しい花と独特の姿に魅力を感じます。

6月下旬からは「アガパンサス」も見頃です。アフリカンリリーとも呼ばれる南アフリカ原産の植物で、夏に華やかな彩りを添えてくれます。その美しい花と育てやすさから、多くのガーデナーに愛されています。

バラも6月下旬~7月上旬が見頃。300種類、1200株のバラが咲き誇り、香り高い花々とともにロマンティックな散策を楽しめます。品種名の掲示を見ながら、その種類の多さに驚きます。

「鎌倉」は、地元鎌倉市の育種家、大月啓仲氏が10数年の歳月をかけて作った品種。棘がないのが特徴です。
「鎌倉」は、地元鎌倉市の育種家、大月啓仲氏が10数年の歳月をかけて作った品種。棘がないのが特徴です。

園内にはゴミ箱がございませんので、出たゴミは必ずお持ち帰りください。
園内にはゴミ箱がございませんので、出たゴミは必ずお持ち帰りください。

同園では、年間を通じて様々なイベントやワークショップが開催されており、ガイドツアー、園芸教室、花の展示会など、多彩なプログラムが用意され、植物に関する知識を深めることができます。
季節ごとに異なる風景が楽しめるので、訪れるたび新たな魅力にも出会えます。
ぜひ、美しい植物たちとともに特別なひとときをお過ごしください。

*掲載時の内容です。営業時間等の変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。

■日比谷花壇大船フラワーセンター
住所    鎌倉市岡本1018
アクセス  大船駅西口からバス「岡本」停留所下車徒歩3分
電話番号  0467-46-2188
開園時間  3月~10月9:00~17:00/11月~2月9:00~16:00
休園日   第2・第4月曜日(祝日は開園、翌日が休園日)※年末年始(12/29~1/3)
駐車場  普通車200円/1時間 (以降30分100円)
公式HP   (外部サイト)
公式SNS  (外部サイト)
-入園料-
20歳以上(学生以外):400円
学生、20歳未満:200円
高校生、65歳以上:150円
中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方:無料

地域情報発信クリエイター(鎌倉市)

鎌倉の海・街・人が大好き。海の恩恵と繋がるご縁に感謝し、ビーチクリーン活動をしながら海洋ごみの削減を目指しています。好きだからこそ伝えたい鎌倉の魅力を発信していきます!(2024年2月MVA/2024年7月MVA大賞受賞)

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