秋の遠足で実際にあった困ったエピソード!「お弁当がないんです!」
こんにちは!保育士のはるです(@hr_hoiku)
10月に入りようやく秋らしさがでてきましたね。
秋と言えば運動会!そして遠足!と子どもたちが楽しみにしている行事がたくさんあります。
前回は運動会の出来事をお話させていただきましたが、今回は保育園の遠足で実際にあったお話をさせていただきます。
集合時間を間違えた!
当時働いていた保育園では、遠足の日は通常通り保育園に登園して出発でした。
とはいえ、いつもより遠い公園に遊びに行くので出発時間は早め。8時50分には登園してもらい、9時に出発するというスケジュールを保護者にも共有していました。
私が受け持っていた1歳児クラスは遠足がないので、園庭に出るために玄関で靴を履いていたとき、3歳児の担任があわただしく駆け下りてきて事務所へ。
「園長先生!Aちゃんが来てません!」
時刻は8時55分。9時に出発するのでそろそろトイレを済ませて並んでおきたいところです。
Aちゃんは普段の登園時間が9時半と遅め。なので3歳児の担任も「明日は絶対に8時50分に登園してくださいね」と念を押していました。
3歳児は公共交通機関を使用しての遠足だったので、出発時刻が変えるのは難しい……。
2歳児も4、5歳も出発した後、ということで必然的に目が合うのは私。
「1歳児クラスで預かりますか?園庭にいるので……」
結局Aちゃんに電話しても繋がらず、3歳児は出発、9時半過ぎに登園したAちゃん。なんとお母さん「え!?遠足って今日だったんですか!?明日じゃないの!?」と。
母に現地に連れていくか尋ねたところ仕事で難しく、かつお弁当の準備もなし。結果1歳児クラスと過ごしました。保育士の人数がいれば送ってあげたいけれど、その日は2歳児以上は遠足で皆出払っていて難しい……。
テンションが上がらないAちゃんと過ごした時間は、何とも言えない時間でした。
お弁当がない!?
遠足の日はお弁当持参、保護者の方にも協力してもらいお弁当を作ってきてもらいました!
出発する前に全員のリュックサックをチェックしお弁当が入っていることを確認。
「いってきまーす!」と園長先生に挨拶して3歳児と一緒に公園に向かいました。
公園でたくさん遊んで、「お弁当まだー?」「まだ遊び始めたばかりだよー」なんていうやり取りをしながら迎えたお昼の時間。
子どもたちを順番にトイレに連れていき、手を洗って、シートを敷いて「いただきます」をしたあとBくんが泣きだしました。
「どうしたの!?」と近寄ると、「お弁当がないの!」とBくん。
ないと言ってはいるけど、その手にはお弁当箱があります。
「ないってどういう……」とお弁当箱をのぞき込むと、そこにあったのは空っぽのお弁当箱。
どうやらお弁当を詰めることを忘れてしまったのか、詰めたお弁当と空のお弁当箱を間違えたのか……Bくんの手元には空っぽのお弁当箱しかありませんでした。
あわてて保育園に連絡し、遠足がない0.1歳児に作った給食のごはんとおかずをタッパーに入れたものを届けてもらいBくんは皆とご飯を食べることができたのですが、まさかすぎる出来事に驚いたことは今でも覚えています。
子どもたちが楽しみにしている遠足でも、いろいろなことがありました。
忙しくてついつい忘れてしまうこともありますが、おこさんの楽しい思い出づくりのためにも「今日は遠足!」と二重チェックしてみてくださいね。