さいたま市内には少なくない数のスーパー銭湯がありますが、その中でも個人的に推しているのがこちら「さいたま清河寺温泉」です。2006年のオープン直後からずっと人気のあるこちらの施設が、オープン以来初というリニューアルのための休業を経て、6月9日(金)より生まれ変わっています。今回、そのリニューアル後に初めて訪問してきました。

今回のリニューアルで最も大きく変更されたのは、館内での購買システムです。これまでの同施設は食堂や自動販売機を含め、館内での全ての精算を「現金（キャッシュオン）」で実施してきましたが、こちらが近隣のスーパー銭湯でもよく見かける「リストバンド型の後精算方式」に変更されました。この方式の場合、精算は退館時でOKになるため、常に現金を持ち歩く必要が無くなります。そのため、飲食購買もリストバンドのタッチで済むためスムーズになりますし、なにより財布を持ち込まないことで無用なトラブルにも遭いづらくなります。本音で言えば、リストバンド式は「ついつい買いすぎてしまう」ことが多々ありますので、使いすぎには注意ですね（笑

料理のオーダーも食券方式からタブレットオーダーに変わりました。ゆっくり選べる上に、追加注文も楽ちんということで、これは嬉しいですね。リストバンド精算と相まって、注文が加速しそうです。

また、館内のレイアウトも変わりました。受付を抜けて食堂の前にあったマッサージスペースは別の場所に移り、食堂の大型化がはかられました。また食堂内は高齢者でも楽に座れる背の低い座椅子中心のレイアウトに変更されたものの、おなじみの座敷スペースも残されているので、小さい子供と訪れても安心ですね。

料理のメニューは大きく変わっていませんでしたが、子供メニューが無くなってしまったのは注意点ですね。ミニ丼メニューや親の料理を分けるなどして対応していくのが良さそうです。個人的な一押しメニューは「カツカレー」ですが、この日は残念ながら売り切れとなっておりました。相変わらずの人気です。

お風呂側については、内湯こそマイナーチェンジ程度の変更でしたが、外湯は一番人気の「生源泉湯」ゾーンに屋根がつきました。これまで幾度となく雨の日に断念したこちらの源泉に、天候を気にせずつかれるのは最高ですね。冬場の寒さも緩和しそうです（源泉は38.3度）。

ほか、つぼ湯のリニューアル、寝ころび湯の新設、休憩所の増設など、泉質で選ばれるこちらの温泉施設に「前から欲しかったんだよ！」という設備が追加されて、これはいまでも人気があるのに、さらに評価が高まりそうです。

個人的にはまだプレハブ小屋だった頃から知っているこちらの施設が、人気になり、リニューアルを経て完成形に近づいたのがとても嬉しく感じました。これからも末永くお世話になっていきたいと思います！