ゼリーに「キウイは入れないでください!」元スーパーの店員からのお願い!そのワケとは?
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今年の夏は、連日35度を超える猛暑が続いています。こんな暑い日には、冷たくて爽やかなゼリーが食べたくなりますよね。家でフルーツゼリーを作るとき、うまく固まらないことがあると感じたことはありませんか?
特にキウイフルーツを生のまま使うと、ゼリーが固まらないことがあります。その理由を理解して、失敗しないゼリー作りを楽しみましょう。
さらに、どうしてもキウイを使いたい方のために、キウイを使用したゼリーの作り方もご紹介します。
ゼリーとはどのような料理か?
ゼリーは、ゼラチンや寒天を使って作る冷たいデザートです。基本的な材料は水、砂糖、ゼラチンで、そこにフルーツやジュースを加えることで、色鮮やかなゼリーが完成します。冷やし固めることで、プルプルとした食感を楽しむことができます。冷蔵庫で冷やしておくと、食後のデザートやおやつにぴったりです。
ゼリーは手軽に作れるデザートですが、フルーツを入れる際には注意が必要です。フルーツの種類によっては、ゼリーが固まりにくくなることがあるからです。これは、フルーツに含まれる成分がゼラチンの固まる力に影響を与えるためです。特に、生のキウイフルーツを使うと固まりません。
キウイを入れてはいけない理由
キウイフルーツを生のままゼリーに入れると固まらない理由は、キウイに含まれる「アクチニジン」という酵素にあります。この酵素は、タンパク質を分解する働きがあり、ゼラチンの主成分であるコラーゲンを分解してしまいます。その結果、ゼリーがうまく固まらなくなります。
他にも、同じような性質を持つフルーツとして、パイナップルがあります。これらのフルーツを生のままゼリーに使うと、やはり固まりにくくなります。ただし、これらのフルーツでも、加熱処理を施すことで酵素が失活し、ゼリーが固まるようになります。
どうしてもキウイゼリーを食べたいときは?(作り方)
それでもキウイをゼリーに入れたい場合は、キウイを加熱処理することで解決できます。材料や手順は次の通りです。
材料
- キウイ 2個
- 粉ゼラチン 5g
- 砂糖 大さじ1、小さじ1
- お湯 200cc
作り方
1. キウイは皮を剥き、一口大に切ります。
2. 耐熱ボウルにキウイ1個分と砂糖大さじ1を入れ、600wのレンジで2分加熱します。
3. 別の耐熱容器にゼラチンと水大さじ2を入れ、600wのレンジで20秒加熱します。
4. お湯と3のゼラチン液を混ぜ、半量を加熱したキウイと合わせます。残りの半量は生のキウイと砂糖小さじ1を混ぜてから、冷蔵庫で冷やして完成です。
コツ・注意点
キウイはタンパク質分解酵素が含まれているため、生のままだとゼリーが固まりません。必ず加熱してからゼリーに使うようにしてください。
また、今回のレシピは甘さは控えめなので、お好みに合わせて砂糖の量を調整してください。
まとめ
- ゼリーは涼やかで夏にぴったりなデザート。
- 生のキウイはゼリーを固まりにくくする酵素を含む。
- キウイをゼリーに使う場合は、加熱してから使用するのがポイント。
この夏、ぜひおいしいゼリーを楽しんでくださいね。
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