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ノート(234) 不合理な「検察ストーリー」に固執した厚労省虚偽証明書事件の裁判

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:アフロ)

~続・工場編(27)

受刑341/384日目(続)

動機の迷走

 厚労省虚偽証明書事件の裁判では、弁護側は検察側が障害者自立支援法の制定経過を動機そのものとみているとした上で、次のとおり、動機に関する捜査の迷走を主張していた。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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