足の冷えは病気の引き金!【頭寒足熱】で健康促進、効果的な『介護予防』を。漫画でわかりやすく解説
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わたしが介護現場でお会いしたお年寄りの中には、夏でも「寒い、寒い」と言って、上着を何枚も重ね着する方が、よくおられました。
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しかし、上半身は着ぶくれしているのに、よく見ると靴下を履いておらず、裸足だったりするのです。
全身の血行を促す『頭寒足熱』
頭寒足熱とは、文字通り「頭は冷やし、足は温かくする」という意味です。
年齢とともに、足が冷えやすくなっていませんか?
夏でも足元が冷えてしまうという方もいますね。足は心臓から遠く、冷えやすいのです。
そして足は心臓への血流を促すポンプの役割を持つことから、第二の心臓と言われています。
足が冷えると、脳を含め全身の血行が悪くなります。
足の冷えが、心臓発作や脳卒中の引き金になってしまうことだってあるのです。
頭のある上半身は、もともと脳を働かせるために体温が高い傾向にあります。
しかし上半身だけをあたためすぎると 逆に頭がぼーっとしてしまいます。
足をあたためることで、全身の血流が良くなり、肩こりや頭痛、めまいの緩和にも役立ちますよ。
温かい靴下を履いたり、足湯や湯たんぽで足元をあたためましょう。
マッサージや、足の運動など積極的に足を動かすことも効果的です。
第二の心臓と言われる『足』を温めることで、全身の血流を良くして病気を防ぎ、介護予防に役立てましょう。