ポジティブ・コノテーション(肯定的意味づけ、肯定的暗示)の心理学:悲しみと自己否定の乗り越え方
■ポジティブ・コノテーションとは
1千万を持っていても、金がないと嘆く人はいます。10万でも満足する人はいます。準優勝で嘆く人もいれば、1回戦突破に歓喜する人もいます。
人は、出来事自体が原因で喜んだり悲しんだりするのではなく、出来事をどのようにとらえるかで、喜びも悲しみもわいてきます。
コノテーション(connotation)は、文字どおりの意味に加えられる、言外の意味、含蓄、含み、暗示、内包的意味、含意などと訳される言葉です。
物事の解釈は人それぞれと言っても、「合格」や「快復」は「おめでとう!」ですね。一方、「不合格」や「病気」や「不登校」は良いことではありません。
身長が高い、スマート、高学歴、お金持ち、話が面白いなど、これらは普通は良いことです。一方、ちび、はげ、でぶは悪口でしょう。会社を解雇されたり、友達がいなかったり、これらも普通は避けたいことですね。
でも、どんなことにも良い面はあるでしょう。その良い面を見出す、肯定的にも解釈できる面を人に伝える、それがポジティブ・コノテーションです。
「母である私の育て方が悪かったので、この子は不登校になってしまいました」
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「お母さんが愛情いっぱいに育ててくれたから、だから、お子さんは(今は学校には行けていなくても)こんなに良い子になりました」
ポジティブ・コノケーションはは、ポジティブなコミュニケーションです。
私の友人で、勤めた会社が2度もつぶれて、その結果、起業して金持ちになった人もいます。ただ不運を嘆いていただけだったら、成功はなかったでしょう。
■落ち込んだとき、心が折れたとき
落ち込んだとき、心が折れたとき、うつ状態のとき。心はネガティブな思いでいっぱいです。
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