夏休みの共働き家庭を支える仕組みとは?
こんにちは。アクシス株式会社 代表・転職エージェントの末永雄大です。
中途の人材採用支援をしつつ、月60万人以上の読者を持つ「すべらない転職」という転職メディアを運営している中で、Yahoo!ニュースでは2013年から「働き方3.0」というテーマでキャリアや雇用分野について発信させてもらっています。
暑さも厳しくなり、もうすぐ八月がやってきますね。
学校も夏休みに入り、子供と家庭で過ごす時間もいつもの何倍もにぎやかで慌ただしいものとなっているかと思います。
そして、そんな毎日を楽しいと思う反面、仕事と家庭の両立というという点で悩みを抱えるお父さん・お母さんも多い時期ではないでしょうか?
働く親を支える仕組み
共働きの家庭が増えたことで、平日の日中は家に誰もいないというご家庭も少なくないと思います。また、近年リモートワークが広まっているとは言え、コロナ禍と比較すると出社する以前の働き方に戻ったという人も多いと思います。
小学生の子供を一人で家に残しておくというのはまだまだ不安な部分も大きく、多くの働くお父さんお母さんは仕事を休んだり、リモートワークの活用、学童に預ける、といった方法で夏を乗り切ってきたかと思います。
しかし、共働きの家庭の増加に伴い、学童保育のニーズも高まったことで定員オーバーとなってしまう場所も増え、1万8462人もの待機児童がいることが、こども家庭庁の調査で判明しました。(2024年5月時点)
そんな中で、「企業内に学童を設置する」というサービスが話題となっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/508b39fa54d9ed01e2cd239feb1788abcb1037e6
学童に入れないという問題を解決する以外にも、親は学童との連携が取りやすいことで安心感を得ることができるという点で大きなメリットがあります。
企業内にあることで、けがや体調不良といった突然のことにも円滑に対処できるようになります。また、仕事が終わったら急いで学童に迎えに行って家に帰るというのが一般的な中、学童に迎えに行くという必要もないため、効率も良く、体力的にもとても楽になります。
子供にとっても、普段お父さんお母さんが働いているところに実際に行けるというのはとてもワクワクする体験でしょう。
家庭内での支え合いも重要
企業による支援以外に、家庭内での協力も重要です。
もしかすると、まだまだ「子供のことは母親に任せておこう」という考えを持っている人もいるのではないでしょうか。また、「相手のほうが休みをとったりリモートで働いたりしやすい」と、相手任せの考えになることもお互いにあるかもしれません。
様々な制度やサービスが利用できるようになったとはいえ、利用するにも手続きなどに時間と労力はかかってしまうものです。
お互いに少しずつ出来ることをすれば、互いに負担を感じることなく、仕事と家庭の両立が出来るようになります。
一人で一か月間の休暇を取ったり毎日リモートで働いたりするのは、「会社や同僚に迷惑をかけてしまうかも」と不安になったり、言い出しづらいと感じることもあるかもしれませんが、二人で二週間ずつ、二日に一回ペースのリモートワークに分けることで、多少気持ちも軽くなると思います。
学童のお迎えなども、毎日間に合うように時間を調整して働くのは大変です。交代で迎えに行ったり、連絡を取って柔軟に対応し支え合うことで、仕事と家庭が互いに負担や障壁となるのを避けることができると思います。
また、なにより子供にとって、お父さんお母さんの両方と一緒に過ごせる夏休みはとても楽しいものになるでしょう。
まとめ
まだまだ仕事と家庭の両立に頭を抱えている人も多いと思いますが、いろいろな制度を利用したり、家庭内でも支え合い、この長期休みを乗り切りましょう!