エンジェルスは3ゲーム差のブルージェイズとここから3試合。ブルージェイズはワイルドカードの3番手
ロサンゼルス・エンジェルスは、7月28日から30日まで、ロジャース・センターでトロント・ブルージェイズと3試合を行う。
57勝46敗のブルージェイズは、ア・リーグのワイルドカード・レースにおいて、62勝43敗のタンパベイ・レイズと58勝45敗のヒューストン・アストロズに次ぎ、3位に位置している。ワイルドカードを手にするのは、1リーグ3チームだ。現時点のエンジェルスは、ブルージェイズと3ゲーム差の54勝49敗。ブルージェイズをスウィープすると、両チームは57勝49敗で並ぶ。
そうなっても、エンジェルスがブルージェイズとともにワイルドカード・レースの3位に位置するとは限らない。両チームの間には、55勝47敗のボストン・レッドソックスと54勝48敗のニューヨーク・ヤンキースがいる。
7月28日~30日に、レッドソックスはサンフランシスコ・ジャイアンツと3試合、ヤンキースはボルティモア・オリオールズと3試合を行う。そこで、どちらも2勝1敗なら、レッドソックスは57勝48敗、ヤンキースは56勝49敗となる。この場合、エンジェルスはブルージェイズに3連勝しても、レイズ、アストロズ、レッドソックスの勝率を上回ることはできない。
ただ、エンジェルスとブルージェイズの3試合は、後々、重要な意味を持ってくるかもしれない。シーズンが終わった時点で、この2チームがワイルドカード・レースの3位に並んでいた場合だ。
4月7日~9日の3試合は、エンジェルスが1勝、ブルージェイズは2勝を挙げた。7月28日~30日にエンジェルスが3勝なら、計6試合で4勝2敗と勝ち越しているエンジェルスがワイルドカードを手にする。また、7月28日~30日にエンジェルスが2勝1敗だと、合計は3勝3敗だが、こちらも、前年と同じルールであれば――おそらく、変わることはない――エンジェルスがポストシーズンに進むことになりそうだ。エンジェルスは同地区の4チームに計16勝14敗だが、ブルージェイズは同地区の4チームに7勝20敗と大きく負け越している。
なお、エンジェルスは、レッドソックスとヤンキースとの対戦をすでに終えていて、どちらのチームにも勝ち越している。それぞれ、4勝3敗と4勝2敗だ。
ブルージェイズに対して投げるエンジェルスの先発投手は、ルーカス・ジオリト、リード・デトマーズ、タイラー・アンダーソンが予定されている。
ジオリトは、7月26日にシカゴ・ホワイトソックスからエンジェルスへ移籍した。ここまでの21登板は、防御率3.79。7月4日は、ブルージェイズを相手に投げ、6イニングで2失点(自責点2)だった。