東京都台東区/西浅草の本格ブリティッシュパブ「THE AULD」で英国スタイルのお酒を堪能!
今回は浅草の本格派ブリティッシュパブ「THE AULD(オールド)」をご紹介。
こちらのパブは2021年10月にオープンしたお店で、店主の拘りで徹底的に作り込まれたスコットランド現地風の内装と、これも英国テイストを再現したお酒の数々が見所。東京メトロ田原町駅の近く、国際通りから少し路地へ入り込んだ場所にたたずむ、浅草の良店の一つです。
◆イギリスにワープしたかのような妥協のないインテリア
「THE AULD」は、ごらんの通り外観からして本格的な英国様式。入口の青看板やガラス面には店名が踊り、ハンギングバスケットが吊り下げられていて、壁にはパブサイン(看板)もぶら下がっています。ここだけイギリスの街角に迷い込んだような雰囲気です。
内装は床・壁・天井・カウンターと木質基調で、隅々まで手抜かりなく英国風に設えられつつ、どことなく穏やかで暖かい雰囲気。座席はバーカウンター7席と2人がけテーブルが4つです。
カウンター上や棚の至る所に、ズラリと立ち並ぶ酒瓶がブリティッシュパブとしての矜持を感じさせてくれます。
インテリアの看板なども、どれも英国現地のパブで使われていそうなデザイン。そこへ穏やかなバグパイプの音色やケルトミュージックのBGMが合わさり、ゆったりした英国時間を演出してくれます。
◆美味しいビールなどドリンク類がメニューの中心
「THE AULD」は何よりまずドリンクを楽しんでいただくお店です。なので、利用する際は最低ワンドリンクの注文が求められます。
メニューはパブらしく、複数種類のビールがあります。タップにて常時5種類をご用意。アイルランドのスタウト『ギネス』を定番として、ほかの4種類は樽が空き次第、ほかのアイテムに変更となります。
IPAやペールエールなど種類・度数・味わいの異なるビールをそろえており、サイズも調整可能です。英国パブと同じく、サイダー(リンゴの発泡酒)も必ず繋いであります。
またスコッチウイスキーも充実しており、店主が現地にて買いそろえたボトルがたくさん並んでいました。バーテンダーを長くやっていた店主は、スタンダードカクテルもしっかりと提供しております。
今回はまず、ジントニック(1,250円)を頼んでみました。
シンプルながら上質な甘味と苦味、ジンの香りがアルコールとともに口中に広がります。苦すぎず甘過ぎずで風味よし、満足感もかなりのものです。
次に、ビールのブリュードッグダブルへイジーのSサイズ(1,150円)をいただきました。
店の奥で渋い金色に輝くビールサーバーから、軽快に注いでくれる様子が嬉しいです。
味わいは爽やかな柑橘系。アルコール度数は7.2%と日本の一般的なビールより高めながら、キツさは全くなく、まろやかで飲みやすくもあります。グワっと飲み干すより、ゆっくり口をつけながら香りとコクを堪能するのに向いていそう。
◆フードメニューも本格派、ぜひお酒のお供に
「THE AULD」のメニューはドリンク主体ながら、そこに添えられるフードメニューもいたって本格的。イギリス料理で有名なフィッシュアンドチップスやハギスなどがあります。
スコーンやキャロットケーキなどの英国スイーツも。こうした甘味類をお供に強めのスコッチなどを味わってみても楽しいかも知れません。
今回はコテージパイのレギュラーサイズ(1,600円)を選択しました。表面の焼き立てマッシュポテトがフワフワで、トロっトロのアッツアツ!スプーンを差し込むと湯気が上がり、おおいに食欲をそそります。
マッシュポテトの下にあるミートソースと絡まって大変美味しく、サイズに対して食べ応えはかなりのもの。カクテルやビールとのペアリングも上々です。「良い酒のお供は良い料理」というのは、日本でも英国でも共通の真理なのでしょうか。
最近の浅草と言えば、コロナ禍が明けて外国からのインバウンド層が再び爆増中。「THE AULD」に来店した当初は「イギリスから来たお客さんが沢山立ち寄ったりするのかな?」と想像していたのですが、店主にお話を伺うと、意外にもお客さんの中心層は浅草ご在住の若い方々とのことです。
店主の熱いこだわりや新しさ・若々しさをまといつつも、同時に浅草地域の若い力にも支えられている「THE AULD」。こちらで一度、英国式の美酒を味わってみてはいかがでしょうか。
THE AULD(オールド)
【住所】
東京都台東区西浅草1−7−3
【最寄駅】
東京メトロ田原町駅から徒歩2分
【営業時間】
水〜月:12:00〜26:00
※25時以降ノーゲストの場合は閉店
【定休日】
火曜日
【電話番号】
03−5830−7100
【ジャンル】
バー/パブ
【PayPay決済】
対応可
【リンク】
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