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交際2か月で結婚した堀北真希さんと山本耕史さん。交際半年未満のスピード婚って、どれぐらいあるの?

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者
2013年に携帯電話の発表会に出席したときの掘北さん(写真:Natsuki Sakai/アフロ)

女優の堀北真希さん(26)と俳優の山本耕史さん(38)が22日、結婚されました。

今年5月の舞台で恋人役で共演し、6月から交際スタート。8月から都内で同居をはじめ、8月22日に結婚。

交際わずか2カ月での電撃婚に「驚いた」「びっくり!」という声も多いようです。

(結婚相談所では3-6か月でお見合いした方と結婚するかを判断して決めるので、交際1年未満での結婚は珍しくはありません。)

そこで、どのくらいのカップルが「スピード婚」しているのか、調べてみました。

表は第14回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)をもとに仲人士・村上れ以子が作成したものです。

第14回出生動向基本調査をもとに仲人士・村上れ以子が作成
第14回出生動向基本調査をもとに仲人士・村上れ以子が作成

出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ

交際期間半年未満での結婚は、最新のデータ(2010年)で963組中27組。

約2.8%です。

6-11か月の86組を合わせ、1年未満の交際で結婚するのが約11.7%

12-17か月の106組と18-23か月の104組を合わせ、2年未満の交際で結婚した方の割合を計算すると約33.5%

残りの3分の2のカップルは、2年以上の交際で結婚されているようです。

交際2か月で入籍した掘北さんと山本さんは、やはり、かなりの“少数派”のようです。

皆さんが驚かれるのも当たり前ですね。

今の男女は昔と比べて結婚に対してかなり慎重

これが、約30年前だとだいぶ様相が違うようです。

上記表から計算すると、1987(昭和62)年では、交際半年未満で約9.0%が結婚

交際1年未満で3分の1程度(約31.1%)、2年未満で半数以上(約51.9%)が結婚しています。

今でいうスピード婚は、昭和では普通だったようです。

今の男女は昔と比べて、結婚に対してかなり慎重になったのでしょう。

逆に、慎重になればなるほど、その相手でいいか考えれば考えるほど、結婚から遠ざかるという現象も生まれがちです。

そうですよね。

完璧な人間なんて、おそらく、どこにもいないのですから。

慎重になればなるほど、考えれば考えるほど、不完全な面が見えてきてしまうのは当たり前です。

結婚するには、どんな“力”が必要?

慎重になりすぎずに結婚するには、何が必要なのでしょうか?

堀北さんと山本さんの言葉の中からヒントを探すとしたら・・・

2009年「アタシんちの男子」で初めて出会い、そして今年5月「嵐が丘」での共演まで約6年、願ってのこのたびの入籍となりました。

これからも生活面、仕事面において皆さまの教えや励ましを真摯(しんし)に受け止め、今まで公私にわたり支えてくれた方々へ、引き続きこれからお世話になる方々へ、また堀北真希さんのファンの皆さまへ、そしてすべての皆さまへの感謝の思いをしっかり抱き、二人、手を携えて、新しい人生を歩んで行きます。

出典:山本耕史「手を携えて、新しい人生を」コメント全文(日刊スポーツ)

山本さんとは、6年ほど前にお仕事で知り合いましたが、舞台「嵐が丘」で共演し、山本さんの人柄を知るうちにひかれ、お互いにこれからの人生を共にしたいと思うようになり、この度、結婚の運びとなりました。

出典:堀北真希「これから人生を共にしたい」コメント全文(日刊スポーツ)

  • 6年前から掘北さんに好意を持ち、再会の際にチャンスを逃さず行動した山本さん。
  • 「これからの人生を共にしたい」という自分の感情に素直だった堀北さん。

結婚には、俗にいう「縁」「運」「タイミング」だけではなく、山本さんのような「行動力」と、堀北さんの持つ「自分の心に素直になれる力」も必要なのですね。

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

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