宗像市の玄関口JR赤間駅から徒歩20分、住宅街にある「シゲパン」はファンの多い人気のパン屋さんです。

入り口の横に「売り切れ次第閉店します」と書かれた看板が出ています。

それと知らずに行ってみると、閉店間際だったためか、パンがほとんどありません。

翌日あらためて、開店早々たずねましたが、すでに先客が何組かいました。

◇住宅街のパン屋さん

地元の人は早く行かないと、お目当てのパンがなくなることを知っているのでしょう。

駐車場に車が入れ代わり立ち代わり止まります。

早朝から忙しそうに接客をされている中、取材をさせてもらいました。

◇センスよくまとまった店内

パン職人のご主人とパティシエの奥さん夫婦で営む「シゲパン」です。

店内はこぢんまりとしていますが、センスよくレイアウトされていて、欲しい商品を買った人はスムーズに流れます。

入って右側のテーブル、正面の棚に並べられているのは、パティシエの奥さん手作りの焼き菓子です。

入り口にお子さんが小さい時使っていた木のおもちゃが置いてあって、子ども連れのお客さんにはありがたいアイテムです。

このおもちゃ、どこかで見た覚えがあると思ったら、以前紹介した「ウッドギャラリー　アン」で購入されたものらしく、地域のつながりを感じました。

入って右側のアンティークキャビネットには、委託販売している手作りの子ども用品やアクセサリーが並んでいます。

◇こだわりのシゲパン

シゲパンは、素材、作り方、そしておいしさにこだわりを持って、パンを作り続けていると言います。

材料となる野菜やフルーツは地元産を使用し、パン職人のご主人は技術の向上に努めながら、安心して食べられるおいしいパンを提供しているのです。

そんなこだわりが、ファンを増やしているのでしょう。

厨房ではご主人がパンを焼き上げ、奥さんが店頭に並べながら接客しています。

予約の食パンを買いに来た男性や、お子さんに好きなパンを選ばせるお母さんなど、ひっきりなしに人が入れ替わるのです。

子どもが喜びそうなかわいいパンから、健康志向の十六穀米食パンまで、人気の高い商品が多く、お目当てのパンを求めて早くからたくさんの人が来店します。

レジの横には季節のフルーツを使って手作りした、おいしそうなジャムも並んでいます。

◇フランスパン実食

シゲパン人気ナンバーワンのミルクフランスは、取り置きをお願いしてゲット！

持ち帰ってすぐにいただきました。

パリパリの香ばしいフランスパンにサンドされたミルククリームは、口の中で溶けるように甘さが広がり、くせになるのが納得のおいしさです。

人気の秘密がわかった気がしました。

フランスパン好きにはたまらない、ガーリックフランスと明太フランスも選ぶのを忘れません。

どれもファンが多いことを証明するように、味も口当たりもよく、おいしいパンでした。

これを機会にファンの一人に加えてもらうことになりそうです。