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ハズレのいちごを買わない選び方!たった3つのコツを八百屋が伝授

青髪のテツ野菜のプロ

八百屋歴10年の青髪のテツです。

1月に入り、みかんやいちごやりんごなど冬の果物の売り場面積が広がってきましたね。

「でも旬の果物って値段も安くないし、当たり外れが多くてなかなか手が出せない」という方も多いのではないでしょうか。

値段については私にはどうすることもできませんが、良いいちごの見分け方なら提案できそうです。

そこで今回はいちごについて「鮮度がよくおいしい個体を選ぶ方法」について紹介していきます。

いちごの選び方

いちごを選ぶときたった3つのコツを押さえておけば、鮮度が悪い個体を引くことがなくなります。

そのコツとは...

・ヘタが緑色で反っている
・全体的に赤い
・パックの裏側をみる

1つずつ簡単に説明していきます。

いちごの選び方①ヘタが緑色で反っている

鮮度の良いいちごを選ぶなら、最初にヘタの状態をチェックしましょう。

鮮度が落ちているいちごは、ヘタの一部が枯れていたり、ヘタにハリがありません。ヘタは鮮度の指標になります。

鮮度の良いいちごは、ヘタが反っていて鮮やかな緑色をしているんです。

いちごの選び方②全体的に赤い

いちごの赤さは熟度の証です。

いちごは最初緑色をしています。その実が先端からヘタに向けて徐々に赤くなっていき、実全体が赤くなり、最終的に表面についているつぶつぶまで赤くなると完熟といえます。

いちごは照明や太陽光でも赤くなるので、必ずしも赤い=甘いというわけではありませんが、一部白かったり緑色をしているいちごは明らかに未熟ですので避けた方が良いです。

また、甘いいちごを選ぶなら、先が平べったいものを選んだ方が良いです。いちごは先端の方が糖度が高いので、平べったい形をしているものの方が先端の面積が大きく、甘い部分が多いんです。

いちごの選び方③パックの裏側をみる

また鮮度の話に戻ります。よくパック売りされているいちごで2段に積まれているタイプのものがありますが、その場合裏側をしっかり確認してから購入した方が良いです。

いちごは潰れやすい果物なので、上からみて綺麗でも裏側をみると潰れてしまっているということがよくあります。潰れているだけならまだ良いのですが、潰れて果汁が出て、その果汁が腐ってしまっているということが結構あります。

また、これは表裏に関わらず、いちごはしっかりとチェックしてから購入した方が良いです。包装の上からみると綺麗そうでも、よくよくみると傷んでいるということもよくあります。

家で開封したときに傷んでいるいちごが入っていると、とても残念な気持ちになりますよね。いちごはしっかりとチェックしてから購入することをおすすめします。

いちごの選び方まとめ

今回はいちごの選び方を紹介しました。

今回紹介したいちごの選び方を使って、この冬たくさんいちごを食べて頂けると嬉しいです。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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