ミシュランシェフ監修!ガスト初のコース料理「感動ハンバーグコース」を食べる前に知っておきたいこと
今年3月に創業30周年を迎えたファミリーレストランチェーン「ガスト」。リーズナブルでカジュアルなメニューがメインだったガストが、初めてコース料理を提供します。監修はミシュラン一つ星掲載店「sio」の鳥羽周作オーナーシェフ。既にテレビなどでも紹介されていますが、実際に食べに行く前に知っておきたい「感動ハンバーグコース」をさらに美味しくいただくためのポイントを紹介します。
創業30周年を迎えたガスト
1992年3月、東京都小平市にガスト1号店がオープンして30年。ガストは全国に1319店舗(2022年10月末現在)ある、誰もが知っているファミリーレストランチェーンとなりました。
はじめてチーズINハンバーグを食べた時の感動は、今もはっきり覚えています。ハンバーグの中からとろ~りチーズがあふれ出すなんて!しかも肉汁と一体になって、今まで味わったことのない美味しさでした。なにより値段も安かった。
そんなガストが、またまた感動体験ができるハンバーグ「感動ハンバーグコース」を、11月24日から期間限定で発売します。なんて超どストレートなネーミング。
メディア試食会に参加して、ひと足先に感動を味わってきました。
ミシュランシェフの味をファミレスで
ガスト初のスペシャルコースは、2020年から2023年のミシュランガイド東京一つ星掲載店「sio」の鳥羽周作シェフとガストの共同開発。
レストランでは限られたお客様に渾身の一皿をお出しするわけですが、ガストでは全国1319店舗で同じ一皿を提供しなければいけないのです。これってかなりハードル高いですよね。
メニューを開発した鳥羽周作シェフも凄いですが、それを実現させた“ミスターガスト”こと樋上悦也シェフをはじめとした、ガスト開発スタッフの努力も相当なものだったと思います。
というか、お話を聞いたら「そりゃぁすげえや」と思うようなことばかりでした。
完成まで1年かかったそうですが、とにかく食材のひとつひとつにこだわっているのです。
そのこだわりと一緒に、コースのメニューを紹介します。
感動ハンバーグコース実食
感動ハンバーグコースは、サラダ・スープ・ハンバーグ・ライス(パン)・デザートで構成されています。
それを聞いて「え?それってよくあるセットメニューじゃないの?」と思った人、私も実はそう思いました。でも、実はガストにはここまでセットになったメニューはなかったんです。
しかも、セットによくある、スープを選ぶとか、ドレッシングを選ぶとか、デザートを選ぶとか、そういった選択肢は一切なし!サラダ・スープ・ハンバーグ・ライス(パン)・デザートで完成形。全部食べて、ひとつの料理となるんです。物凄いこだわっています(笑)
前菜 シュリンプサラダ ~ナッツとフルーツ~
まずは前菜のサラダ。グレープフルーツとキウイが使われています。この2つが選ばれたのは、季節によって味にあまり変化がないから。確かに他のフルーツは、季節によってバラつきがありますものね。
野菜に海老と鶏ささみという、どちらかというソフトな歯ごたえの中に、ナッツのアクセントが絶妙!
野菜+海老+ナッツ+フルーツと、すべてをフォークでガシッと口に運ぶと、食材が口の中で混然と混じりあい、リズム感を感じるサラダに。ファミレスのサラダとは思えない(失礼!)上品なおいしさ。
実はこのサラダのためにお皿も変えたのだとか。通常は平皿ですが、食材を一緒にフォークで取りやすいよう、深皿にしたのだそうです。それだけで(またまた失礼)、味がグンと変わるんですね。
スープ コーンポタージュ ~フライドオニオンをのせて~
元々ガストのコーンポタージュが好きな私。このスープはフライドオニオンの塩味がコーンの甘さを際立たせて、なんとも奥深い味わい。
コーンスープも甘味の強いコーンに変えたりと、いろいろ研究したのかしらと思ったら、なんといつものコーンスープなんですって!ビックリ!
トッピングのフライドオニオンを、いろいろいろいろいろいろ試して、コーンの甘さを引き立たせるものを探したのだそうです。
トッピングひとつで、こんな味が変わるものなの?
普段のスープとの違いが面白いので、ぜひじっくり味わってください。
メイン 感動ハンバーグ ~トリュフ香るポテトチーズクリームIN~
メインの感動ハンバーグが運ばれてきました。そういえば、ガストはネコ型配膳ロボットがお料理を運んでくれますが、こちらのコースはホールスタッフが、様子を見ながら運んできてくれます。
なので熱々のハンバーグが、スープを飲み終えたタイミングで運ばれてきました。
運ばれてきたハンバーグの、まずは厚さに感動!
ハンバーグ専門店のような分厚いハンバーグ。ガスト史上最も分厚いハンバーグだそうです。中のポテトチーズクリームもあわせて、200gというボリュームは、男性でもきっと満足できますよ。
そして、フォークでふれるとふわふわ!柔らかさに感動!
ナイフを入れると、トリュフの香りと溢れる肉汁に、またまた感動!
口に運ぶと、口の中でほろりと蕩けていきます。歯がいらないやわらかさ(笑)。九州産黒豚は、とにかく甘い。なぜかとても懐かしい味のするデミグラスソースと混じりあい、当然味にも感動!
はじめて食べたのに、どこかで食べたことのあるようなデミグラスソースの秘密は、隠し味に味噌とお醤油が使われていることでした。そりゃぁ日本人の舌になじむわけですよ。
そして、このソースは絶対白米にあう!と確信して、ハンバーグ オンザ ライス。
間違いのないおいしさでした。
ライスは栃木県産コシヒカリです。ソフトフランスパンも選べますが、ぜひ、白米でいっちゃて下さい。
途中で目玉焼きの黄身を崩して味変。200gなんて多すぎと思ったのは間違いでした。あっという間でしたよ。
ちなみに、熱々にこだわっていながら、鉄板ではなく陶器のお皿なのは、鉄板だと焼き加減が変わるからだそうです。とことん、計算されています。
デザート グラスショートケーキ
最後はミニパフェのように見えて、実はショートケーキです。台湾カステラにふんわりホイップクリーム。イチゴの酸味がアクセント。
少ない…ペロリと食べてしまった。
でも、この量がベストなんですって。最後にボリューミーなデザートを食べてしまうと、すべてがそれで終わってしまうから。
もう少し食べたいと余韻を残すことで、コースは完成するのです。
こんな完成されたレストランのようなコースが、1,869円(税込)というのですから、さすがはガストです。
鳥羽周作シェフのガスト愛がつまったメニュー
高校時代からガストに通っていたという、熱烈なガストファンの鳥羽周作シェフ。一番好きだったのは今はない320gハンバーグだとか。それ以外にもガストの歴代メニューが、すらすらと出てきます。社員よりもガストに詳しかったそうですよ(笑)
ミシュランシェフというと、なんとなく繊細で、ちょっと鼻持ちならないイメージを勝手に持っていたのですが、鳥羽周作シェフは良い方向に成長したジャイアンのよう。←褒めています。
みんなを笑顔にしたいという、鳥羽周作シェフの笑顔が一番輝いていました。
そんな鳥羽周作シェフが作った「感動ハンバーグコース」。ファミレスでこの完成度は、一度は食べてみる価値あり!
ただ、食べるだけじゃなく、コースへの思いを知ってから食べると、さらに美味しく感じますよ!
「感動ハンバーグコース」は全国のガストで、11月24日から2023年1月18日まで、期間限定で発売予定です。鳥羽周作シェフのメッセージ付き。
ガスト公式ホームページ(外部リンク)
取材・撮影協力 株式会社すかいらーくレストランツ
撮影場所 ガスト六本木店
ガスト様のメディア試食会に参加して、感動ハンバーグコースを無償で提供していただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。