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ストレスとの付き合い方:ストレスは心と体に良い!?

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(写真はイメージ)(写真:アフロ)

■ストレス大国日本

日本人の6割は日常生活でストレスを抱えています。日本人の9割は、仕事上のストレスを抱えています。

昨年NHKスペシャルで放送された『キラーストレス』では、「慢性ストレスで脳が破壊される」「ストレスが"殺人細胞"を作り出す」など、ストレスが命をも奪うことがある恐ろしいものであると解説されていました。

■ストレスの悪影響

ストレスは、心身に様々な悪影響を与えます。

不眠、食欲不振、肩こり、腰痛、胃炎、脱毛、深酒、過度なギャンブル、悲しい気持ち、抑うつ。怒りっぽくなる、イライラする、感情を抑えられない、自信喪失、無気力など。

ストレスのために、心の病気、体の病気、そして人間観関係が悪くなる人がたくさんいます。

■ストレスは、体に悪くない?

ところが、悪い出来事がそのままストレスになるわけではありません。さらに、ストレスは体に悪くないという最新の研究があります。「ストレスは体に悪い」と思うと、死亡率が上がるという研究も登場しました。ストレスは、心身に悪いはずなのに・・・

一体何が起きているのでしょう。そして、ストレスと上手に付き合うためには、どうすれば良いのでしょう。

■「ストレスは体に悪い」と思うと、死亡率が上がる

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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