【オートバイのあれこれ】初心者は乗りやすいバイクを選ぶべきか?
全国1,000万人のバイクファンへ送るこのコーナー。
今日は「初心者は乗りやすいバイクを選ぶべきか?」をテーマにお送りします。
10代でバイクデビューを果たしてから15年ほどが経ち、ライダーとしての経験値もそこそこ貯まってきた私(筆者)。
オートバイに関する記事もこうやって書いたりしていますから、たまにバイクビギナーの方からバイクに関することを質問されたりします。
今回は、とくにビギナーの方からよく聞かれること「最初のバイクはやはり乗りやすいモデルがいいの?」ということについて書いてみようと思います。
私なりの回答を先に言うと、「乗りやすいかどうかには囚われなくていい」です。
乗りやすいかどうかより、「コレに乗りたい!」と思ったバイクに乗るべきだというのが、私の考えになります。
よほど昔のモデルや、原型をとどめないほどのカスタムが施されている中古車は別ですが、そもそも一般的なバイクショップで売られているバイクで「乗りにくい」モデルというのはほとんど無いように思います。
もちろん、ハンドリング(操縦性)にクセがあるバイクもあるにはありますが、たいていは“慣れ”でどうにかなる範疇ですし、多少扱いが難しかったとしても、自分が「どうしても乗りたい!」と思ったバイクなのであれば、愛の力(!)で克服できるのではないでしょうか。
多少の難しさも、克服してしまえばそれがあなたの“スタンダード”になります。
だから、「乗りやすいかどうか」に対して過敏になる必要はありません!
せっかくの趣味・日常の癒しなのですから、やはり「コレがいい!」と思ったバイクに乗るべきでしょう。
好きなバイクが大きくて重いんです…→慣れます
好きなバイクが前傾のきつい乗車姿勢なんです…→慣れます
好きなバイクがハイパワーなんです…→「ハイパワー」ということを自覚しているのなら慎重に乗るはずなのでむしろ安全
教習所で課題をクリアし、正式に二輪免許を持っているのですから、もっと楽観的でいいと思いますね。
ただ、注意したいこともあり、好きなバイクが旧車だったりマイナーな車種の場合、維持するのに必要なパーツが手に入るかどうかや修理できるかどうか(=修理してくれる人的繋がりがあるか)は事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
「買ったはいいものの、故障すると修理できない…」というのはなんとも惜しいですからね。
維持管理がきちんとできる目処さえつけば、好きなバイクでバイクライフを始めましょう!