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人の心を掴むプレゼンの技術「ヒーローズ・ジャーニー」徹底解説

横山信弘経営コラムニスト
(ChatGPT DALL-E 3 にて筆者作成)

今回は伝え方、プレゼンの技術について2つの方法を紹介しよう。

1つ目は、結論ファーストでわかりやすく話す方法。2つ目は、反対に結論ラストでストーリー形式で話す方法だ。

2つともしっかり理解できたら、伝え方、プレゼンについてはもう学ぶことはない。話し方に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。【6500字】を超える大作記事である。

<目次>
■誤解されない、わかりやすい伝え方の技術「ホールパート法」
■「ホールパート法」の基本 ~3つの用語~
■「ホールパート法」2つの応用テクニック
■人を惹きつける話し方――「ストーリーテリング」の方法
■「物語調」で話すための3つのポイント
■『スター・ウォーズ』の物語性を活用する「ヒーローズ・ジャーニー」
 (1)Calling「ミッションを受ける」
 (2)Commitment「旅の始まり」
 (3)Threshold「試練」
 (4)Guardians「仲間や指導者との出会い」
 (5)Demon「最大の試練」
 (6)Transformation「変容」
 (7)Complete the task「ミッション終了」
 (8)Return home「故郷へ帰る」

■誤解されない、わかりやすい伝え方の技術「ホールパート法」

「わかりやすい話し方とは何か?」

このような問いかけをされて、すぐに答えられるだろうか? 私は長年「話す」仕事をしてきたので、一言で表現できる。

わかりやすい話し方とは、話の「論点」が聞き手の頭にストレスなく残るような話し方である。だから話の「論点」をできる限り短く、聞き手が理解できる言葉で、話の最初のほうに出す。そして、できれば繰り返すべきだ。

お客様の前で重要なプレゼンテーションするときだけでなく、日ごろの「報告」「連絡」でも活用するとすぐに慣れるはずだ。

このときに「ホールパート法」という使う有名な技術を使うといいだろう。

ホールパート法とは、最初に話の全体像(Whole)を相手に伝え、それから話の部分(Part)を説明する話し方だ。

雑談などの表面コミュニケーションであれば、結論を最後まで話さずに引っ張るのもいい。しかし「結果から話す」「結論から伝える」ほうが、相手には伝わりやすいものだ。

具体例を使って解説してみたい。次の箇条書きを読んでもらいたい。

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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