【Yahoo!ニュース 個人】5月の月間MVAとMVCが決定

(ペイレスイメージズ/アフロ)

■Yahoo!ニュース 個人、5月の「月間MVA(Most Valuable Article)」と「月間MVC(Most Valuable Comment)」が決定しました

社会の課題を伝えている・議論を喚起している・読者の心に響く……などの観点で選出している「月間MVA」。記事のアクセス数ではなく、目指す世界観「発見と言論が社会の課題を解決する」を体現している記事を、編集部を中心とした運営スタッフがアナログで選出しています。あわせて、すぐれたオーサーコメント「月間MVC」も選出しました。厳選5本の記事と1本のオーサーコメント、筆者の受賞コメントをあわせて紹介します。

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5月の月間MVA

共謀罪ー日本の刑事司法における大きな転換点ー(園田寿)

筆者による受賞コメント:日本のかたちが変わるほどの法律なのに、深刻な情報不足の中で成立しました。刑罰の早期介入を目指すこの法律は、一般人の日常行為と区別がつかない犯罪色の薄い行為も捜査の対象に含めることを意味します。病気とはいえないただの寝冷えに強力な抗生物質を処方するといったことのないよう、その実務を検証していく必要があると思います。MVAに選んでいただき、またたくさんの人に読んでいただけることに感謝いたします。

園田寿

選出理由:6月15日に強行採決された「共謀罪」について、5月に共謀罪の趣旨を盛り込んだ「組織犯罪処罰法改正案」が可決されたタイミングで、高い専門性をもとにその基本や背景をわかりやすく詳説した貴重な1本です。相互不信の渦巻く「不寛容」な社会が創られることへの懸念など、筆者の課題意識の深さも伝わります。

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AbemaTVの亀田企画1420万視聴は、スゴイのかスゴクナイのか(徳力基彦)

筆者による受賞コメント:月間MVAへの選出ありがとうございます。今回の記事が多くの方に読んで頂けたのは、ひとえにAbemaTVさんの亀田企画が大きな話題になっていたからということに尽きると思います。記事の中では、1420万という数値の価値を誤解されている方に向けて、数値はちゃんと冷静に見ませんかという趣旨で、少しAbemaTVさんにとってはネガティブな内容を多めに前半に書きましたが。個人的には今回の亀田企画の記録には素直に感動しましたし、ネットテレビの歴史にとって非常に重要な企画として振り返られるべき企画なのは間違いないと思います。これからのAbemaTVさんのさらなる新しい取り組みに期待したいと思いますし、他のネット動画に取り組んでいるテレビ局やネット企業の方々がこれに刺激を受けて新しい取り組みに挑戦されるのも楽しみにしております。

徳力基彦

選出理由:視聴数が1420万を記録したAbemaTVの企画放送について、その数字をどう見たらいいのか、「スゴイのかスゴクナイのか」を様々な切り口で解説。今後の動画番組の可能性についてもポイントをつき、多くのユーザー間で議論となっている最中のタイムリーな投稿でした。

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スバル衝突試験で分かった最先端の「衝突被害状況」【動画アリ】(河口まなぶ)

筆者による受賞コメント:今回、スバルの衝突実験が各メディアを通して公開されたわけだが、一般の方はこうした衝突の様子を見ても、果たしてそれがどの程度のものであるか、車の側で衝撃をどのように吸収しているのか? 実際の事故の際にどのような効果があるのか? ドライバーが受ける被害は? 後席の人の被害は? など分からない場合が多いと感じます。また見るべき点や判断すべき点も多岐にわたるため、それらを解説する意味合いも含めて、今回の記事を公開させていただきました。もしこうした記事が読者の方がクルマを購入する際などにひとつの知識としてお役に立てたなら、とても嬉しいです。

河口まなぶ

選出理由:自動車事故対策機構(NASVA)が行う衝突安全評価で歴代最高点を獲得したスバルの新型XVの公開衝突試験の様子を、自動車ジャーナリストとしての知見をもとに詳しく解説。現場を中継した動画も掲載され、強烈な衝突のなか車室内がいかに守られているかがリアルに伝わります。YouTubeにチャンネルを持ち独自の発信を続けている筆者ならではの記事です。

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村田諒太の不可解判定にエンダムのトレーナーが反論(三浦勝夫)

筆者による受賞コメント:ペドロ・ディアス氏に最初コンタクトした時、「今マイアミだが、これからメキシコへ行く。数時間後に電話してくれ」とのこと。再度連絡すると「待ってました!」とばかりにマシンガントークが始まった。「こんなこと誰にもまだ喋っていない。日本のメディアのあんたが初めてだ」と同氏。本当はもっと刺激的な言葉を連発したけど、原稿にするにあたり少しソフトな口調に変換しました。ラテン系のホットな血を感じてしまいました。

三浦勝夫

選出理由:多くのファンが判定結果に疑問を持った村田VSエンダム戦。いち早くトレーナーのペドロ・ディアス氏を取材し、「ジャッジをどう思うか」「プロモーターは『2つのラウンドしか獲っていない』と言っている」「試合終了時点で勝利を確信したのか」などの鋭い質問を繰り出し、トレーナーの本心を引き出しました。また質問は判定結果にとどまらず、村田選手への評価、再戦の可能性まで広げていて、ボクシング関係者・ファンの知りたい情報が満載の重厚な記事でした。

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日本初独占インタビュー!“セクシークイーン”アン・シネの本音と素顔「病院への寄付は父のため」(前編)(キム・ミョンウ)

筆者による受賞コメント:日本参戦と同時に各メディアが一斉に取り上げたアン・シネ選手ですが、”セクシー”ばかりがクローズアップされることに違和感を感じていました。聞きづらかったですが、外見が話題になることをどう思うのかについて直撃し、一方で両親ががんを患いながらもゴルフを続けてきた辛い過去も告白してくれました。彼女の日本挑戦は生半可なものでなかったことが分かり、今まで見えなかった一面を引き出せたと思います。

キム・ミョンウ

選出理由:来日を機にメディア争奪戦になるほど注目度の高いアン・シネ選手をタイムリーに直撃した貴重な記事。「セクシークイーン」と呼ばれ派手な部分のみがフォーカスされがちな中、そう見られることについて、両親ががんを患ったつらい時期のことなどにも深く迫り、素顔や本音、新たな一面も引き出しました。著者だからこそ実現できたロングインタビューです。

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5月の月間MVC

『東芝、監査法人を変更へ 17年度から、「太陽」が有力』の記事へのオーサーコメント(横山信弘)

筆者による受賞コメント:会計士を多く抱える当社も時間外労働の問題が顕在化し、長年の経営課題となっていた。労働環境を改善するためには、顧問企業を減らすなどの手を打つしかない状況であり、東芝のような巨大企業の監査を、準大手が受け入れられるはずがないと考えた。監査法人や会計士事務所の働き方改革も待ったなしであることを知ってもらえたらと思う。

横山信弘

選出理由:監査法人について、大手と準大手と呼ばれている企業の規模感の差や、東芝ほどの世界的企業の監査を準大手が引き継ぐことの異例さ、課題をわかりやく解説しています。コメントを踏まえて記事を読むことで、ニュースをより深く知ることができます。