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トラウトは8本目のホームランでア・リーグ単独トップに立つ。ナ・リーグ1位は2位との差を広げる

宇根夏樹ベースボール・ライター
テイラー・ウォード(左)とマイク・トラウト Apr 17, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月17日、前日までに7本のホームランを打ち、本塁打ランキングのトップに位置していた3人のうち、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)とマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)の2人は、本数を1本ずつ増やした。

 オズーナは、ナ・リーグ2位の3人、ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)、マイケル・ブッシュ(シカゴ・カブス)との差を2本に広げた。この3人はいずれもホームランがなく、ナ・リーグには、彼らに並んだ選手もいなかった。

 一方、トラウトは、タイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)を上回り、ア・リーグの単独トップに立った。オニールは、前日に続く欠場。その理由については、こちらで書いた。

「トラウトが7本目のホームランでトップに並ぶ。単独トップだった選手はアクシデント。ウォードは6本目」

 ジ・アスレティックのジェン・マキャフリーらによると、オニールは、4月18日も出場を見合わせる予定だという。ただ、問題がなければ、19日に復帰する可能性もありそうだ。

 ア・リーグは、6本塁打の選手が1人から2人に増えた。ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)は、4月15日から3試合続けてホームランを打ち、テイラー・ウォード(エンジェルス)に並んだ。ウォードは、3安打を記録したものの、すべてシングル・ヒットだった。

 また、ナ・リーグもア・リーグも、4月17日に5本目のホームランを打った選手は4人いた。ナ・リーグは、エリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)、CJ・エイブラムス(ワシントン・ナショナルズ)、ケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)だ。シュワーバーは、4本目と5本目を記録した。

 ア・リーグは、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)、サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)、セドリック・マリンズ(オリオールズ)、ジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)が5本塁打に到達した。ペレスのホームランは、ダブルヘッダーの1試合目。マリンズは、9回裏にサヨナラ本塁打を打った。このホームランは、通算73本目。それまでの72本に、サヨナラ本塁打はなかった。

 どちらのリーグも、5本塁打は5位タイ。それぞれ、8人が並ぶ。アストロズは、ホゼ・アルトゥーベカイル・タッカー、アルバレスの3人が、ホームランを5本ずつ打っている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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