300本塁打に到達は今シーズン2人目。彼らに続く3人目は現れるのか
4月28日、アンソニー・リゾー(ニューヨーク・ヤンキース)は、前日のシーズン4本目に続く、5本目のホームランを打ち、通算本塁打を300本とした。これは、史上161人目。その前は、4月14日にアンドルー・マッカッチェン(ピッツバーグ・パイレーツ)が到達した。
マッカッチェンについては、こちらで書いた。
◆「2000安打、400二塁打、50三塁打、300本塁打、200盗塁をすべて達成にリーチ。残るあと1は…」
リゾーの300本塁打は、サンディエゴ・パドレス(2011年)で1本、シカゴ・カブス(2012~21年)で242本、ヤンキース(2021年~)で57本だ。
現時点で、220~299本塁打の現役選手は、以下のとおり。
今シーズン、マッカッチェンとリゾーに続き、300本塁打に到達する選手が現れるとすれば、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)だろう。あと37本のホームランを打つと、シーズン43本塁打、通算300本塁打となる。
ジャッジは、これまでに2度、シーズン50本塁打以上を記録している。2017年が52本、2022年は62本だ。今シーズンは、最初の24試合で3本塁打。打率と出塁率も低く、1試合に4三振を喫した4月20日は、ヤンキー・スタジアムでブーイングを浴びたが、直近の2試合、4月27日と28日は、2試合続けてホームランを打っている。
ホゼ・アブレイユ(ヒューストン・アストロズ)も、300本塁打まで40本未満だが、今シーズンは、開幕から不振が続いている。ここまでは、打率.099(71打数7安打)と出塁率.156。ホームランはなく、長打も二塁打が1本だけだ。しかも、300本塁打まであと39本に対し、シーズン本塁打は2014年の36本が最も多い。