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ドジャースの完封負けは昨年7月以来。その間は78試合続けて得点

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Apr 17, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月17日、ロサンゼルス・ドジャースは、0対2でワシントン・ナショナルズに敗れた。ドジャースが完封されたのは、昨年7月30日以来だ。その後は、78試合続けて得点を挙げていた。昨シーズン最後の58試合と、今シーズン最初の20試合だ。ちなみに、昨年のポストシーズンは、ディビジョン・シリーズでアリゾナ・ダイヤモンドバックスにスウィープされたが、3試合とも、2得点を記録している。

 昨シーズン、ドジャースの完封負けは、4度あった。4月11日、4月21日、6月17日に、7月30日だ。2022年の完封負けは7度を数え、その7度目は9月23日だった。

 これらと比べると、前回の完封負けと今回の完封負けは、間が空いている。

 また、78試合連続の完封負けなしは、前日の時点では、継続しているなかで2番目に長かった。

 ただ、継続中の最長とは、かなりの差があった。アトランタ・ブレーブスは、昨年5月12日の0対3を最後に、完封されていない。4月17日の試合を含め、141試合連続の完封負けなしだ。ちなみに、直近の無得点は、クリス・バシット(トロント・ブルージェイズ)に9イニングを封じられた。

 また、過去には、完封負けなし――得点あり――のストリークが200試合を超えたチームもある。1931~33年のニューヨーク・ヤンキースが308試合、2018~19年のヤンキースが220試合、1978~79年のミルウォーキー・ブルワーズが212試合、2000~01年のシンシナティ・レッズは208試合だ。

 なお、ナショナルズの完封勝ちは、昨年6月24日以来。103試合続けて完封がなく、どのチームよりも長く途絶えていた。ナショナルズに代わり、継続中の最長となったのは、見落としがなければ、コロラド・ロッキーズだ。昨年8月7日から、完封なしが70試合続いている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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