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大谷翔平の打球初速115.8マイルはドジャース史上2番目の速さだが、大谷自身の初速トップ10に入らず

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Mar 31, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 3月31日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が3打席目に打ち返した球は、バウンドしてライトのスタンドに入った。3月28日の二塁打に続く、今シーズン2本目の長打だ。

 スタットキャストによると、2本目の二塁打の打球初速は、115.8マイル(約186.4km)を記録した。2015年以降の「スタットキャスト・エラ」における、ドジャースでは2番目に速い打球だ。2017年4月4日にヤシエル・プイーグが打った、初速116.0マイル(約186.7km)の遊撃ゴロに次ぐ。

 もっとも、初速115.8マイルは、大谷自身の最速ではない。最も速いのは、2022年4月10日の二塁打。初速119.1マイル(約191.7km)を記録した。こちらも、グラウンド・ルール・ダブルとなった。

 2年前の二塁打――シーズン1本目の長打――と今シーズン2本目の二塁打の初速には、3マイル(約4.8km)以上の差がある。後者は、大谷の初速のトップ5どころか、トップ10にも入らない。初速115.8マイルは、2021年6月15日のホームランと並び、18位タイに位置する。

 大谷が2年前に記録した初速119.1マイルは、エンジェルスの最速だ。こちらは、トップ4を大谷が占める。それらに次ぎ、5番目に速いのは、マイク・トラウトと大谷の初速118.0マイル(約189.9km)。それぞれ、2018年5月11日の遊撃ライナーと2022年6月25日のホームランだ。

 なお、大谷の最速を上回る初速119.2マイル(約191.8km)以上の打球は、これまでに7人が記録している。計38本の内訳は、ジャンカルロ・スタントン(現ニューヨーク・ヤンキース)が29本、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)が4本。あとは、ゲリー・サンチェス(現ミルウォーキー・ブルワーズ)、マニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)、オニール・クルーズ(ピッツバーグ・パイレーツ)、ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)、エリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)が1本ずつだ。

 最も速いのは、2022年8月24日にクルーズが打った、初速122.4マイル(約197.0km)のシングル・ヒット。あっという間にフェンスに当たり、ライトを守るアクーニャJr.のところまで勢いよく跳ね返ってきたため、クルーズは二塁へ進めなかった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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