Yahoo!ニュース

今年の開幕ホームランはトラウトら25人以上。2打席連続アーチの33歳は昨年まで通算8本塁打

宇根夏樹ベースボール・ライター
ニック・マルティニ(シンシナティ・レッズ)Mar 28, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今年の開幕戦でホームランを打った選手は、26人を数える。

 この人数は、さらに増えるかもしれず、そうなる可能性は高い。3月28日に予定されていた15試合のうち、ミルウォーキー・ブルワーズ対ニューヨーク・メッツとアトランタ・ブレーブス対フィラデルフィア・フィリーズの2試合は、雨天順延となった。

 ちなみに、今年のメジャーリーグ1本目と2本目のホームランが出たのは、開幕戦ではない。韓国で行われた開幕戦は、両チームともホームランがなく、翌日の試合でムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)とマニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)が1本ずつ打った。

 ベッツは、3月28日にも、ホームランを記録している。この試合は、ドジャースの3試合目、セントルイス・カーディナルスの開幕戦だ。

 現在、ベッツとともに本塁打トップに並ぶニック・マルティニ(シンシナティ・レッズ)は、開幕戦の1打席目と2打席目に続けてホームランを打った。マルティニは33歳。6月下旬に34歳の誕生日を迎える。昨シーズンまでの通算本塁打は8本に過ぎず、今月の半ばを過ぎる頃まででは、開幕ロースターに入れるかどうかのボーダーライン上にいた。ただ、1試合2本塁打は2度目。昨年8月25日の試合で、通算3本目と4本目を打っている。

 一方、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は、1打席目に打ったホームランにより、通算本塁打を369本とした。通算300本塁打以上の選手では、ポール・ゴールドシュミット(カーディナルス)とフレディ・フリーマン(ドジャース)も、それぞれ、通算341本目と通算322本目のホームランを記録した。通算300本塁打まであと1本のアンドルー・マッカッチェン(ピッツバーグ・パイレーツ)は、5打数0安打に終わった。

 ちなみに、エンジェルスが開幕戦で記録した安打は、トラウトのホームランとルイス・レンヒーフォの二塁打の計2本だけ。カーディナルスは、ゴールドシュミットが3安打、他の選手は無安打に終わった。

 ロイス・ルイス(ミネソタ・ツインズ)は、1打席目のホームランに続き、2打席目はシングル・ヒットを打ったが、次の打者の二塁打で三塁へ進む際、右の太腿を痛め、そこで交代した。

 開幕前に全選手最多タイの7本塁打を記録したオニール・クルーズ(パイレーツ)も、開幕戦でホームランを打った。今シーズン、本塁打王を獲得すれば、前年のマット・オルソン(ブレーブス)と同じパターン、開幕前の最多本塁打に続く本塁打王となる。

「開幕前の本塁打王とシーズン本塁打王は一致するのか。昨年のオルソンはどちらも最多の8本塁打と54本塁打」

 タイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)は、2020~23年の開幕戦も、ホームランを打っている。イライアス・スポーツ・ビューローによると、5年続けて開幕戦でホームランは史上初。前年までの4年連続は、1955~58年のヨギ・ベラ、1977~80年のゲリー・カーター、1994~97年のトッド・ハンドリーと並んでいたという。

 また、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)のホームランは、スタッツキャストによると、推定飛距離450フィートを記録した。現時点では、今シーズンの最長ホームランだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

宇根夏樹の最近の記事