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大谷、シュワーバー、ソトが7本目のホームランを打つ。7本塁打以上だった10人中、本数が増加は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ブライス・ハーパー(左)とカイル・シュワーバー Apr 26, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月26日、シーズン7本塁打以上の人数は、10人から13人に増えた。ナ・リーグが3人→5人、ア・リーグは7人→8人だ。大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)、ホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)が、いずれも7本目のホームランを打った。

 前日の時点で7本塁打以上だった10人中、4月26日に本数を増やしたのは、7本→8本のタイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)だけだ。

 ナ・リーグの本塁打ランキングは、9本のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)がトップ。2位には、大谷とシュワーバーとともに、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)とエリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)が並んでいる。

 オズーナは、4月21日を最後に、4試合続けてホームランが出ていないものの、ここ2試合とも2打点ずつを挙げ、シーズン全体で31打点としている。こちらのナ・リーグ2位は、22打点のムーキー・ベッツ(ドジャース)ら4人だ。

 ちなみに、現時点でナ・リーグ本塁打ランキングのトップ2に位置する5人――1位が1人と2位タイが4人――のうち、デラクルーズ以外の4人は、昨シーズン、40本塁打以上を記録した。昨シーズンと今シーズンの本数は、それぞれ、オズーナが40本と9本、シュワーバーが47本と7本、アロンゾが46本と7本、大谷は44本と7本だ。デラクルーズは、今シーズンがメジャーリーグ2年目。昨シーズンのホームランは、AAAの38試合で12本とメジャーリーグの98試合で13本だった。

 昨シーズン、40本塁打以上のあと2人、54本のマット・オルソン(ブレーブス)と41本のロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)は、今シーズン、3本と1本にとどまっている。

 一方、ア・リーグのホームランは、10本のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)が最も多く、8本のガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)とオニールが次ぐ。

 なお、ドジャースには、5本塁打以上の選手が4人いる。大谷が7本、ベッツとテオスカー・ヘルナンデスが6本、マックス・マンシーは5本だ。大谷の7本目から2イニング後に、マンシーは5本目のホームランを打った。

 5本塁打以上が4人は、オリオールズと並び、最も多い。オリオールズは、ヘンダーソンが8本、コルトン・カウザーセドリック・マリンズが6本、ジョーダン・ウエストバーグは5本だ。4人のうち、マリンズは、4月26日に本数を1本増やした。

 また、ドジャースとオリオールズの6本塁打以上が3人は、フィリーズと並んでいる。こちらは、シュワーバーが7本、ブライス・ハーパーブランドン・マーシュが6本だ。この3人とも、4月26日にホームランを1本ずつ記録した。

 マーシュは、ホームランを打っただけでなく、ホームランを1本もぎ捕った。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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