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大谷翔平は過去の開幕戦で打っているのか。今年の開幕は3月20日。ダルビッシュ有と対戦

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)MAR 18, 2024(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、ロサンゼルス・エンジェルス時代に5度、開幕戦に出場している。メジャーリーグ2年目のシーズン初出場は、エンジェルスの開幕35試合目だった。

 それぞれの開幕戦は、2018年と2020年が5打数1安打、2021年と2022年が4打数0安打、2023年は3打数1安打と敬遠四球1だ。合計すると、21打数3安打、打率.143となる。また、3安打は、いずれもシングル・ヒット。長打だけでなく、打点も皆無だ。もっとも、これは、わずか5試合の結果に過ぎない。しかも、連続しているわけでもない。

 2022年と2023年は、開幕投手も務めた。こちらは、4.2イニングを投げて1失点(自責点1)と6イニング無失点。9三振と10三振を奪った。エンジェルスは、どちらの開幕戦も1点しか挙げられず――デビッド・フレッチャー(現アトランタ・ブレーブス)の三塁打とローガン・オホッピーのシングル・ヒットによる得点――1対3と1対2で敗れた。

 大谷は、北海道日本ハム・ファイターズ時代にも5度、開幕戦に出場している。2013年と2014年はライトを守り、2015年と2016年は先発マウンドに上がった。最後の2017年はDH出場だ。

 こちらは、2013年が4打数2安打、2014年が6打数2安打、2017年は4打数2安打。3試合の合計は14打数6安打、打率.429だ。ホームランはないものの、どの試合も二塁打を打っている。6安打の内訳は、二塁打4本とシングル・ヒット2本だ。

 また、2015年は5.2イニングを投げて1失点(自責点1)で白星を挙げ、2016年は7イニング3失点(自責点3)で黒星を喫した。

 今年、ドジャースは、3月20日に韓国で開幕戦を行う。相手は、サンディエゴ・パドレスだ。大谷は「2番・DH」として出場する可能性が高く、その場合、1回表にダルビッシュ有と初めて対戦する。ちなみに、開幕戦で投げるかどうかはわからないものの、松井裕樹ロベルト・スアレスとは、日本プロ野球で対戦している。対松井は2打数1安打、対スアレスは2打数0安打と1四球だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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