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今春トップの5本塁打を記録している3人のなかには、マイナーリーグで開幕を迎える選手も!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
オニール・クルーズ(ピッツバーグ・パイレーツ)Mar 5, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今春の本塁打ランキングのトップには、3人が並んでいる。3月13日にオニール・クルーズ(ピッツバーグ・パイレーツ)が5本目のホームランを打ち、翌日、デビッド・ボーディー(シカゴ・カブス)とワイアット・ラングフォード(テキサス・レンジャーズ)がクルーズに並んだ。

 25歳のクルーズは、遊撃のレギュラーとして、メジャーリーグ4年目を迎えるだろう。ちなみに、クルーズの身長はアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と同じ。6フィート7インチだ。

「ジャッジより背が高い選手はどれくらいいるのか。ヤンキースは皆無。他のチームは…」

 30歳のボーディは、内野4ポジションに加え、外野も守る。2018~22年にメジャーリーグで384試合に出場しているが、2022年のオフに40人ロースターから外され、昨年はAAAから昇格できなかった。カブスで開幕ロースターに入る13人目の野手は、ボーディとマイルス・マストロボーニーのどちらかではないだろうか。

 22歳のラングフォードは、外野手だ。昨年のドラフトで全体4位指名を受けた。レンジャーズには4人の外野手、エバン・カーターレオディ・タベラスアドリス・ガルシアトラビス・ジャンコウスキーがいるものの、DHは確定していない。開幕戦で、ラングフォードがDHとしてメジャーデビューしてもおかしくない。

 なお、マイナーリーグ契約のジャレッド・ウォルシュも、DH候補の一人だ。一塁手のナサニエル・ロウが出遅れるので、ラングフォードがDH、ウォルシュは一塁ということもあり得る。もっとも、一塁の候補には、ジャスティン・ファスキューもいる。こちらは、2020年のドラフト全体14位。ラングフォードと同じく、まだメジャーデビューはしていない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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