岡本和真は歴代トップ100まであと3本塁打。今年も前年と同数だと、30人以上を抜いて岡田彰布と並ぶ
岡本和真(読売ジャイアンツ)は、これまでに通算206本塁打を記録している。この本数は、2003~13年にプレーしたホセ・フェルナンデスと同じ。現時点では歴代104位に位置する。あと3本のホームランを打つと、207本塁打の藤田平と208本塁打の福本豊を上回り、歴代トップ100にランクインする。
ちなみに、フェルナンデスは、千葉ロッテ・マリーンズ→西武ライオンズ→東北楽天ゴールデンイーグルス→オリックス・バファローズ→埼玉西武ライオンズ→東北楽天→オリックスの順に――間にメキシカン・リーグを挟みながら――パ・リーグの4球団、延べ7球団を渡り歩いた。
岡本は、昨年と同数の41本塁打を記録すると、31~33人を抜き、阪神タイガースの現監督、247本塁打の岡田彰布に追いつく。人数が確定していないのは、岡本と岡田の間に2人の現役選手、209本塁打の中島宏之(中日ドラゴンズ)と218本塁打の山川穂高(福岡ソフトバンク・ホークス)がいるためだ。
もしかすると、岡本は、岡田監督の目の前で、通算247本目のホームランを打つかもしれない。今年、読売の142試合目と阪神の143試合目は、9月22日に阪神甲子園球場で予定されている。
もっとも、岡本が阪神甲子園球場で打ったホームランは、通算10本だ。セ・リーグの各球団がホームとしている6球場のなかで、最も少ない。対阪神の通算31本塁打は、セ・リーグの5球団中2番目の少なさ。最少は、対中日の通算25本だ。
また、岡本の206本塁打を3シーズンごとに分けると、2015~17年が1本、2018~20年が95本、2021~23年は110本となる。2018年以降は、6シーズン連続30本塁打以上だ。今年のホームランが、過去6シーズン(2018~23年)の平均34.2本とほぼ同数の34本の場合は、240本塁打のタイロン・ウッズに並ぶ。
岡本が継続しているシーズン30本塁打以上のストリークについては、こちらで書いた。